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- 福山雅治と同じ『皇帝』に選出!? 芸人を辞めようと思った男が長崎で再起!|ピース又吉命名「長崎亭キヨちゃんぽん」が新名物を開発中!世界初のお城住みます芸人の経歴も!
全国に広がっている住みます芸人の笑いあふれる地域協力活動にフィーチャーした、「47都道府県エリアプロジェクト(あなたの街に“住みます”プロジェクト)」をレポートする本連載。
今回は、長崎の魅力を全国に伝える使命を担い、地元愛あふれる笑いで人々の心をつかむ、長崎県住みます芸人の長崎亭キヨちゃんぽんさんをクローズアップ。その活動の裏側やエピソードを詳しく伺いました。
CONTENTS
長崎県住みます芸人
長崎亭キヨちゃんぽん
ながさきていきよちゃんぽん|1980年1月15日生まれ。長崎県長崎市出身。ピン芸人。芸歴20年。NSC東京校 8期生。同期は、パンサー尾形、スリムクラブ など。趣味は、サッカーチーム「V・ファーレン長崎」の応援。特技は、日本さかな検定(ととけん)準一級を取得しており、魚に詳しい。初代平戸市(ひらどし)観光大使。長崎のマニアックなあるあるがつまった「長崎亭キヨちゃんぽんチャンネル」を日々アップしている。
住みます芸人歴:2011年4月~
活動拠点:長崎県長崎市
主な活動:長崎県内で数々のPR大使に就任。長崎の情報番組や県内各地のイベントにも多数出演中。
レギュラー:『マルっと!』(KTNテレビ長崎)
X(旧Twitter):@kiyochanpon
Instagram:@kiyo_chanpon
YouTube:長崎亭キヨちゃんぽんチャンネル
【長崎県長崎市】 |
住みます芸人。東京では叶えられない夢がある
長崎亭キヨちゃんぽんさんが語る「住みます芸人の挑戦と地域創生」
2011年から、住みます芸人として長崎県に拠点を移し、地域の活性化に貢献している長崎亭キヨちゃんぽんさん。特徴的な芸名は、ピースの又吉直樹さんが命名してくれたそう。住みます芸人を始めたきっかけから話してもらいました。
「僕は東京NSCに入学し、最初は東京でコンビで活動していました。しかし、8年続けたコンビが解散となり、その時30歳を越えていたので、『もう芸人を辞めて長崎に帰ろう』と当時のマネージャーに相談したら、『来年、吉本興業が創立100周年記念で住みます芸人プロジェクトというのが始まる。どうせ長崎に帰るなら住みます芸人として帰って、長崎を盛り上げてみないか?』と声をかけていただき、まだ自分に芸人を続ける道があるなら場所はどこでもいいと思い、喜んで住みます芸人になりました」
47都道府県エリアプロジェクト(あなたの街に“住みます”プロジェクト)のスタートと同時に住みます芸人となった長崎亭キヨちゃんぽんさん。当初は、なかなか仕事はなかったといいます。
「最初は、長崎でも知名度がなく、『誰やねん芸人』状態でした。地元のテレビ局やラジオ局って、局のアナウンサーを積極的に起用する傾向があって、あんまりタレントを使わない風潮だったんです。当時は、お笑いの文化もそんなになく……。そんななか、住みます芸人になった次の年=2012年に長崎県平戸市の初代観光大使に任命していただいたんです。そこから、かなり風向きが変わっていきました!」
「長崎県平戸市の初代観光大使に任命していただいた際、ピースの綾部さんが駆けつけてくれました」
観光大使のお仕事は、一体どんな内容だったのでしょうか。
「『平戸藩お笑い城代家老』として、平戸城に4ヶ月間ガチで住んで、平戸城を盛り上げるという企画があったんです。主に活動は平戸城をガイドしたり、お笑いライブをやったり、平戸のまちを練り歩いて宣伝したりしました。泊まっている部屋は電気、水道はありますが、日中勤務している職員さんたちも17時には帰宅するので、夜はお城にひとりぼっち……。トイレも歩いて2〜3分の公園の公衆トイレを使わないといけない……。という、なかなかしんどい企画でしたが、世界初の『お城に住みます芸人』として話題になり、長崎のメディアはもちろん、世界中から取材がありました」
「平戸藩お笑い城代家老として、平戸市の祭りに出演させていただきました」
「おかげで平戸城の来場者数も前年度を大きく上回り、企画は大成功に! 住みます芸人だからできる地域貢献でした」。先行きが不安だった住みます芸人の活動でしたが、観光大使になるチャンスをつかめたのが、大きかったそうです。
「平戸藩お笑い城代家老として、一緒に盛り上げてくれた方々と記念写真。もちろん、この方々はお城に住んだことはありません……」
長崎での活動とやりがい。お笑いグランプリでの優勝
平戸城での活躍から、仕事の環境も変わっていったといいます。
「長崎では、東京や大阪と比べるとライバルが少ないんです。お笑い芸人として、しっかり活躍できる場に立てたことが大きなポイントでしたね。先ほどもお話ししましたが、長崎にはお笑い文化があまり浸透していないので、逆に新しい風を吹き込むことができると感じました。結構、チャンスをもらえるんですよ」
住みます芸人としてのやりがいを感じる瞬間はどんなときでしょうか。
「長崎では、ローカル番組にお笑い芸人も出ていないし、お笑いライブを“生”で見たことないという方もたくさんいます。そんななかで活動していると、『お笑い芸人さんってすごい!』とか『お笑い芸人さんが長崎にいてくれて、よかった!』と感動・感謝してもらえるので、めちゃくちゃやりがいがあるんです。
その声援もあって? “47都道府県住みます芸人対抗『地元だったら抜群にウケるネタ1分グランプリ』”で優勝することができました。東京や大阪などの大都会の芸人にしかできないこともあるし、それももちろん大事ですが、住みます芸人にしかできないこともある。そんな喜びを感じた瞬間でした。芸歴20年で一番緊張した場面でしたけどね(笑)。この大会は住みます芸人にとってのM-1なので、ちゃんぽん……、いや、チャンピオンになれて本当に嬉しかったです!
“地元にウケる”ネタで優勝できたことが誇りに思いますし、本当に、住みます芸人になってよかったと思います」
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