適度な生活利便性に恵まれながら、日常的に豊かな山の緑が感じられ、島を取り巻く多様な海のスポットへアクセスしやすい立地。さらに駐車場、畑、露天風呂付き。それなりの補修が必要で、10DKの間取りは持て余しそうだが、アイデアさえあれば活用法は無限に広がる。
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2024年7月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報は 大崎上島町空き家バンク をご覧ください。
車で約5分の大西港からは、東広島市の安芸津港と結ぶフェリーが発着。
南側に農地が付いている
和洋折衷の大型物件10DK
昭和の趣を感じさせる建物。「車は縦列で2台程度なら敷地内に駐車できます」と三村さん。
大崎上島のなかでは平地が多い西部の大崎地区は、海側を中心に人口が集中する一方、山手へ少し入るとゆったりした敷地の住宅が多くなる。宅地100坪余りのこの物件もその1つ。周囲に山々の緑が広がり、夏もさわやかな空気に包まれる。
島の中心付近の立地は、むしろ各方面へのアクセスがいい。島外へ出る場合、車で約5分の大西港から安芸津(あきつ)港行きフェリーが1日片道16便、車で10分余りの白水(しろみず)港・垂水(たるみ)港から竹原港行きフェリーが同32便。また、海釣り公園「マリンパークおおさき」や大串海水浴場へ車で6〜7分、薬研谷(やげんだに)温泉「ふれあいの館」へ同約3分と、移動のストレスは感じない。
間取りは和室が中心の10DK。伝統的な日本家屋の趣を保ちつつ、過去のリフォームで洋風インテリアが各所に取り入れられ、メリハリのある空間構成になっている。バルコニーに露天風呂があるのもユニークだ。
「子どもが多い世帯や、二世帯のご家族など、大人数向き。大崎地区には子育て世帯が多く、物件から2kmほどの場所に小・中・高校もあり、子育て世帯にも過ごしやすいと思います」
と、三村さん。玄関や2階の居室が東西2カ所に分かれていることを踏まえ、民泊やゲストハウスとして活用する方法もあるかもしれない。一方、マイナス点を三村さんはこう話す。
「各所に傷みが見られ、建物の規模が大きいだけに改修費がかさんでしまいます。上水道の接続工事をしたり、汲取トイレを水洗にしたり、改修の余地は少なくありません」
そのほか、宅地に隣接する農地約78坪と、少し離れた場所に点在する山林386坪や原野111坪を合わせて300万円での売却が所有者の意向だ。
【間取り図】
【物件データ】
- 住所:広島県大崎上島町
- 価格:300万円
- 間取り:10DK
- 土地:103坪・343㎡
- 延床:59坪・197㎡
- 菜園:78坪
- 地目:宅地
- 地勢:平坦地
- 法令制限:都市計画区域外
- 築年数:築54年
- トイレ:汲取トイレ
- 交通アクセス:大西港より約3.1km。大西港から安芸津港(東広島市)へフェリーで約35分。
- 近隣情報:小学校へ約2.3km、中学校へ約2.4km、高校へ約2km。医院へ約1.9km、大崎上島役場大崎支所へ約2.2km、スーパーへ約2.5km。
- 設備等:木造2階建て。1986年にリフォームを実施。西側に幅約5mの舗装公道。水道は井戸水。
【問い合わせ先】
大崎上島町役場地域経営課 ☎0846-65-3123
写真で見る物件詳細
| 築54年10DK物件を紹介
南側の縁側
南側の縁側から敷地内の緑を望む。縁側や廊下などの床は劣化が目立つので注意が必要。
6畳の和室
床の間と仏間を設けた6畳の和室は、欄間やガラス障子の控えめな細工が好印象。
2間続きの和室
1階の南側にある2間続きの和室。計12畳の広さと縁側が相まってゆとりを感じられる。
6畳の洋室
南西角に設けられた6畳の洋室は、少しリッチな雰囲気の意匠でまとめられている。
2階の露天風呂
イチオシ&要補修
2階の露天風呂。雰囲気のよい凝ったつくりだったようだが、少なくとも床板の補修が必要。
キッチン
バーカウンター風に仕上げられたキッチン。3口ガスコンロ、ダブルシンクなど設備も充実。
浴室
大きな鏡が印象的な浴室。内装の状態は悪くはない。給湯は灯油ボイラー。
畑
南側に畑が付属。一部に柑橘類などが植えられているものの、手入れはされていない。
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