田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR熊本県

菜園、仕事、子育ても充実! 親子孫で小さな村に移住した理由【熊本県五木村】

掲載:2021年8月号

世界的に有名なカルデラを持つ阿蘇や干潟で有名な有明海など、山あり海ありの熊本県。豊かな名水や温泉、新鮮な食材、そしてそこに住む人たちも熊本の魅力です。今回は、山あいの小さな五木村(いつきむら)に、3世代で移り住んだ小林さん家族を紹介します。

自然も人も優しい村で、やりたいことにチャレンジ!

志歩さんが働くカフェの目の前にある「白滝公園」にて。都会では体験できなかった川遊びも、今は日常の遊びのひとつ。

 都会で生まれ育ったことから、田舎への憧れをずっと抱いていたという大阪出身の小林由希子さん(52歳)。

 「都会でやりたいことはやり尽くしたかな(笑)。年齢を重ねるごとに、自然のなかで暮らしたいと思うようになりました」

 子どもたちに3世代での移住を相談したところ全員が大賛成し、すぐに移住先探しを開始。なかでも、次男の将司さん(24歳)はリゾートバイトでさまざまな地域で働いた経験があり、田舎のよさを体感していたことから、移住準備に積極的に協力してくれたそう。

 地域にはこだわらずに情報収集をしていたときに、将司さんがたまたま見つけたのが五木村だった。すぐに役場の移住担当課に問い合わせたところ、とんとん拍子で話が進み、2週間後には五木村へ家探しに。

「五木村の看板から村へ入った途端、空気が透明になるような、とても清々しい感覚になったんです」と、思い描いていた理想の田舎に感動した由希子さん。

 いくつかの家を内覧し、夢見ていた家庭菜園ができる畑付きの物件に出合い、その場で仮契約。2020年7月に念願の田舎暮らしがスタートした。

家族で農具や釣り具を手に。由希子さん、次男の将司さん、長男の修一さん、長女の志歩さん、孫の陽夏ちゃん。

畑が2つ、納屋が1つ付いた6LDKの住まい。由希子さんの今の楽しみは畑。「仕事と畑で1日が終わります」と充実した時間を過ごしている。

 由希子さんはこれまでの介護職経験を活かして、自宅の目の前にある介護施設で働いている。子どもたちもそれぞれ会社員、森林組合職員、カフェスタッフと、地域の一員として活躍できる仕事を見つけた。

 3世代での移住を決めたのは、子どもや孫に〝自分の軸〞を持ってほしいという思いから。

 「大自然のなかで、感覚をフルに使って強くなってほしい。軸がしっかりすれば、どんな場所でも、つらいことも乗り越えられると思うんです」

 1歳の陽夏ちゃんのママでもある長女の志歩さん(25歳)も、五木村でたくましく育つ娘の成長を見守る。「医療費助成や子育て応援助成金は本当に助かっています」と、子育て支援の手厚さも暮らしやすさにつながっている。保育園も園児が少ない分、先生の目が行き届くから安心だという。

 「自然も人も優しい。五木村の魅力はひと言では語れません! 野菜づくりも、渓流釣りも、やりたいことがいっぱい」と、五木村を満喫している由希子さん。

 家族で協力し合いながらも、それぞれが軸を持って好きなことを楽しむ。理想的な田舎暮らしを満喫している。

「小規模多機能型ホーム五木の友」で介護職員として働く由希子さん。「五木村で生まれ育った皆さんから、昔の苦労話や歴史を聞くのが楽しいです」。

志歩さんは、移住の準備期間につながった縁で、小鶴地区の「CAFÉみなもと」に勤務。子育てとの両立も上手にこなしている。

熊本県五木村

九州のほぼ中央、九州山地の山岳地帯に位置し、人口は約1000人。古きよき日本の原風景を色濃く残す村は標高1000m級の山々に囲まれ、どこにいても自然公園の中にいるような清々しい空気が感じられる。村内を貫流する川辺川(かわべがわ)は14年連続で水質日本一に選出。川底が透き通って見えるほど美しく、ヤマメやアユなどの天然魚が泳ぎ、シーズンには渓流釣りやホタル観賞ができるほか、川遊びなどの涼スポットとしても人気。主な産業は林業。
〈アクセス〉
・九州自動車道人吉ICから車で約40分
・鹿児島空港から車で約1時間20分

川辺川に架かる「頭地(とうぢ)大橋」は2013年に開通。長さ約490m、高さ約70mのダイナミックな橋からは、眼下に壮大な景色を見ることができる。

西日本唯一のブリッジバンジージャンプ。高さ66mの小八重(こばえ)橋から川辺川へ飛び込む絶叫&爽快体験。

川辺川のほとりにたたずむ宿泊施設「渓流ヴィラITSUKI 」。そのメインキッチン「渓流グリルMYOJIN」では、地元食材を使った野趣あふれるグリル料理が楽しめる(平日は朝・夕食で宿泊者以外は要予約。ランチは金・土・日曜と祝日)。

宿泊施設「渓流ヴィラITSUKI 」。

五木村の移住支援

「日本一の子育ての里」を目指している五木村。村内には保育園、小・中学校、高校(分校)があり、スクールバスの利用も可能。高校生まで医療費全額補助、15歳までの子ども1人につき年間2万円の助成金支給、月額給食費2/3補助など、子育て世帯へのサポートが充実している。
問い合わせ:五木村ふるさと振興課 ☎0966-37-2212

【「お試し住宅」で実際の暮らしを体験】気候や風土を味わい、仕事探しや地域交流をしながら、移住後の生活が体感できる「お試し住宅」。最長1年間利用可能(写真は単身用)。

【自然を取り入れた教育】地域の豊かな自然を教育に取り入れる一方で、ICT教育などにも熱心な五木村。写真は五木東小学校で、児童数は27人(令和3年5月31日現在)。

「地域の祭りが盛んで、人のつながりの深い地域です。不便さを楽しみながら、豊かな暮らしの原点を見つけませんか」と五木村ふるさと振興課・加藤大雄さん。

熊本県への移住のお問い合わせ
くまもと移住定住支援センター

【東京窓口】
☎080-2125-1656(直通)/☎03-6273-440(1代表)
(火~日曜10:00~18:00)
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階(ふるさと回帰支援センター内)

【大阪窓口】
☎090-9288-0046(月~金曜9:00~17:00)
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-1-3-2100 大阪駅前第3ビル21階(熊本県大阪事務所内)

【熊本窓口】
☎096-333-218(1月~金曜9:00~16:00)
〒862-8570 熊本県熊本市中央区水前寺6-18-1(熊本県地域振興課内)

【熊本県移住定住ポータルサイト】
「LIFE KUMAMOTO」https://www.kumamoto-life.jp 

「くまもとライフメンバーズ」会員募集!

熊本県への移住を検討中のみなさん、「くまもとライフメンバーズ」の会員になりませんか? 会員証の提示でお得なサービスを受けることができます(登録無料)。今なら先着でエコバッグをプレゼント!

⇒詳しくは熊本県移住定住ポータルサイト(https://www.kumamoto-life.jp)をご確認ください。

この記事のタグ

田舎暮らしの記事をシェアする