掲載:2019年7月号
移住相談の増加にともなって、トラブルも増えている。そこで全国の自治体にアンケートを実施し、「理想の移住者」はどんな人か、また「困った移住者や移住希望者」はどんな人だったのか質問した(125自治体が回答)。「困った移住者」になってしまっては、移住後の生活がうまくいくはずがない。ぜひ自治体の移住担当者の声に耳を傾けてみてほしい。
Q:どんな人に移住してほしいですか?(匿名回答)
「移住先の文化や伝統、考え方を上から目線で否定せず、受け入れてくださる方はうまくいくと思います。さらに移住後は地域の方と積極的にかかわる姿勢を持ち、地域の未来を担う覚悟がある方だと全力で応援したくなります」
「能動的な方がいいですね。田舎では行政サービスを含めて都会では普通にあるサービスがないこともあります。それを『**してほしい。**がない』と言われてもなかなか対応ができないので、『自分たちでなんとかします!』と言ってくださる方に来ていただきたいですね」
「移住相談で、移住して何をしたいか、何を求めているかを明確に答えてくださると助かります。経済的な見通しを立てて、人とのつながりを大事にしてくれる方だと、空き家も安心してご紹介できます」
「お祭りや地域の清掃など地域のイベントに積極的に参加してくださる方や、『おはよう』『こんにちは』などきちんと挨拶をしてくださる方に来ていただきたいですね」
「本人を含め、すべての住民が快適に暮らせるまちになるよう、マナーを守ってくださる方だとうれしいです」
【関連記事】
ぜんぶ実話! 移住相談で自治体の担当者が困った実例28
https://inakagurashiweb.com/archives/6535/
どうすればいい? 田舎の人付き合い/移住希望者に先輩移住者がアドバイス
https://inakagurashiweb.com/archives/6557/
田舎移住の疑問・不安に先輩移住者がズバリ回答!
https://inakagurashiweb.com/archives/6805/
ローランドが伝授! 田舎の人付き合い&ビジネスのコツ
https://inakagurashiweb.com/archives/2464/
文/編集部 イラスト/吉野歩
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする