田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 8月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 8月号

7月3日(木)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

良品計画がプランニングした移住体験施設に宿泊可能。地域見学や家探しもお手伝いします!【山形県遊佐町】

 

【遊佐町の先輩移住者インタビュー】
遊佐で過ごすお試しの1週間で移住後の暮らしを実感!

お隣の酒田市から遊佐町のお試し移住体験に参加した猪股さん。鳥海山と田んぼが広がる風景、湧水のおいしさ、地元の人との温かなやりとりなど、1週間の滞在で暮らしのイメージが深まり、移住を決意した。

 

賃貸物件の内覧のほかに、歴史ある祭りにも参加

 横浜市の生協に勤めていた猪股順子さんは、退職を機に「田舎暮らしをしたい」と考えるようになった。2023年、生協の「産地で暮らす」プロジェクトに応募し、夫を残して山形県酒田市へ単身移住することに。

 「援農に興味があったのと、ずっと遊佐のお米を食べていたので、遊佐の農業法人で働くことにしました」

 酒田から遊佐へ通ううちに、職場の近くに住みたいと思うように。夫も退職後に移住する予定だったため、連休中だった夫とともに、お試し移住体験プログラムに参加した。

 遊佐に通っていたが、まちのことは全然知らなかったという猪股さん。事前の打ち合わせでは、賃貸物件の内覧を希望。歴史が好きなので、地元に密着した祭りを見学させてもらい、感動的な体験もした。

 「何より実感したのは、遊佐の水のよさでした。湧水を汲みに行ってご飯を炊いたり、飲み水にしたり。お試し住宅の隣にも、魚が泳ぐきれいな川があって」

 滞在中は、案内をしてくれたスタッフのほか、集落支援員ともつながる機会があった。「お店や景色のことなど、自分だけでは気づけない情報をたくさん教えてもらえました。地元の人と知り合えると、移住後も安心ですよね」

 1週間の滞在を経て、その1カ月後には物件を契約。現在は、徒歩約10分で海まで行ける場所に暮らしている。

 「鳥海山と田んぼの景色は遊佐町ならでは。海の近くで暮らせるのも感動的です。冬は少し心配でしたが、寒いからこそ春がいっそう美しく感じられるんだな……と実感しました。今では四季の移ろいがはっきりしていることが、とても気に入っています」

猪股順子さん/山形県遊佐町
猪股順子さん
福島県出身。移住前は長年横浜市で暮らしていたが、田舎暮らしと援農に興味があり、酒田市へ移住。約1年後の2024年4月、遊佐町の移住体験に参加して翌月には移住を決める。「カヌーもこちらでは身近なアクティビティです!」。

以前から山登りが好きで、酒田市に住んでいたころから仲間ができたという。「何人かでトレッキングして楽しんでいます」。/山形県遊佐町
以前から山登りが好きで、酒田市に住んでいたころから仲間ができたという。「何人かでトレッキングして楽しんでいます」。

「遊佐町に移住して、何十年ぶりにスキーをしました!」と話す猪股さん。スキー場へも車で40分ほどと近い。/山形県遊佐町
「遊佐町に移住して、何十年ぶりにスキーをしました!」と話す猪股さん。スキー場へも車で40分ほどと近い。

横浜時代から遊佐町のお米を食べていたという猪股さん。援農で、秋にはぜ掛けをしている様子。/山形県遊佐町
横浜時代から遊佐町のお米を食べていたという猪股さん。援農で、秋にはぜ掛けをしている様子。

仕事は季節によっても変わるが、週に3〜4回。冬はハウスでの作業が入ることもあるが、基本的には休みが多い。/山形県遊佐町
仕事は季節によっても変わるが、週に3〜4回。冬はハウスでの作業が入ることもあるが、基本的には休みが多い。

 

文/はっさく堂 写真提供/遊佐町、猪股順子さん

この記事の画像一覧

  • 山形県遊佐町
  • 「いなか暮らし遊佐応援団」の後藤さんが町内を案内中。滞在中には、住みたい エリアをある程度絞って案内してもらうこともできる。/山形県遊佐町
  • 鳥海山が大きく見える遊佐町総合運動公園「鳥海パノラマパーク」。遊具のほか、フットサルコートなどもある。/山形県遊佐町
  • 先輩移住者のリアルな声も聞くことができる。「学校のこと」や「開業のこと」など、事前のヒアリングで相談を。/山形県遊佐町
  • 直径約20mの、湧水だけで満たされた池「丸池様」。水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光によって色が変わるという。/山形県遊佐町
  • 町内のいたるところで湧水を汲むことができる。湧水で遊佐産のお米を炊くと、おいしさに感動する人が続出だとか。/山形県遊佐町
  • ぜひ体験してもらいたい、農家レストランでの野菜の収穫体験や料理体験。もちろん、子どもと一緒に楽しめる。/山形県遊佐町
  • 無印良品が手がけた快適な空間に滞在。遊佐町産のお米1kgプレゼントや交通費補助制度(1人当たり 3万円)もある。/山形県遊佐町
  • もともとはクリーニング店兼自宅だった。徒歩圏内には飲食店やスーパーなどの小売業、町役場、図書館もある。/山形県遊佐町
  • 物件改修は地元業者が行い、最後の仕上げは地域住民のDIY講座という形で、壁の塗装と断熱のDIYを実施した。/山形県遊佐町
  • 釡磯海水浴場は、砂浜から淡水が湧く珍しい浜辺。水が湧くのを間近で観察できる興味深いスポット。/山形県遊佐町
  • ミネラルをたっぷり含んだ鳥海山からの伏流水で育った、濃厚な味わいの岩ガキが名物。ぜひ現地で味わって。/山形県遊佐町
  • 移住体験プログラム参加者にプレゼントされる遊佐町産のお米。町内の湧水で炊いていただくのがオススメ。/山形県遊佐町
  • 小さなローカルスーパーの名物「フルーツサンド」。常時20種類ほどあり、他県から買いに来る人も多い。/山形県遊佐町
  • 写真右から、定住促進係の佐藤結さん、NPO法人いなか暮らし遊佐応援団の齋藤美波さんと後藤真樹さん、定住促進係の石垣学さん。/山形県遊佐町
  • 猪股順子さん/山形県遊佐町
  • 以前から山登りが好きで、酒田市に住んでいたころから仲間ができたという。「何人かでトレッキングして楽しんでいます」。/山形県遊佐町
  • 「遊佐町に移住して、何十年ぶりにスキーをしました!」と話す猪股さん。スキー場へも車で40分ほどと近い。/山形県遊佐町
  • 仕事は季節によっても変わるが、週に3〜4回。冬はハウスでの作業が入ることもあるが、基本的には休みが多い。/山形県遊佐町
  • 横浜時代から遊佐町のお米を食べていたという猪股さん。援農で、秋にはぜ掛けをしている様子。/山形県遊佐町

この記事の画像一覧を見る(20枚)

12

この記事のタグ

田舎暮らしの記事をシェアする

田舎暮らしの関連記事

山形スイーツは宝石級!“食べるジュエリー”と呼ばれる絶品ご当地お菓子を厳選紹介【山形県ご当地スイーツ3選】

菜園付きで部屋数の多い格安物件が、補修不要で入居可!【山形県大江町】ノスタルジックなまち並みが魅力

広い家庭菜園付き!補修不要の和風建築【山形県大江町】市街地には歴史的町並みが広がる| 新幹線駅からのアクセスも良好!

利用料無料の「お試し移住」で生活体験をしよう!【山形県河北町】の「ちぇっと移住体験住宅」

県民のソウルフード「芋煮」から、冬の家庭料理の名物「ひっぱりうどん」まで、寒い地域だからこその鍋料理大国・山形県の鍋を紹介!

3つの日本遺産がある【山形県鶴岡市】山間でスローライフを満喫できる広い畑付き戸建てを紹介!

《一人暮らし・老後も安心》《シニア専用ハウスあり》海山一望の大規模ニュータウン「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」【静岡県下田市】

《一人暮らし・老後も安心》《シニア専用ハウスあり》海山一望の大規模ニュータウン「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」【静岡県下田市】

【人口20万人以上のまち・秋田市】3年連続 住みたい田舎ベストランキング『若者世代・単身者部門』で1位|クリエイティブな取り組みで夢に挑戦したい若者を応援!