熊本のまちに、新たな発酵文化の拠点が生まれました。創業274年の老舗「やまうち本店」が手がける「日々麹舎 本店」は、登録有形文化財・西村邸を舞台に、味噌や醤油、麹の恵みを五感で味わえる特別な空間。上質な時間を過ごしながら、熊本の“麹の世界”に浸ってみませんか?
熊本に誕生。歴史と麹が香る特別な場所「日々麹舎 本店」
みなさんこんにちは! 僕たち「拝啓、道の駅から」は全国の道の駅やローカルグルメを巡り、その魅力を発信している“道の駅YouTuber”です。今回は少し趣を変えて、熊本市のど真ん中・唐人町に8月オープンした話題の新店「日々麹舎 本店」をご紹介します。
創業274年を数える老舗味噌・醤油蔵「やまうち本店」が手掛ける「日々麹舎」は、2024年に菊陽町で1号店をオープンして以来、人気を集めているお店。その「日々麹舎」が、やまうち本店創業の地である熊本市に満を持して本店をオープンしました。
趣ある空間で味わう、麹の世界。登録有形文化財「西村邸」に生まれた発酵の新拠点
「日々麹舎 本店」があるのは、熊本城からもほど近い唐人町。登録有形文化財の「西村邸」を改装した店内には、老舗味噌・醤油蔵「やまうち本店」(創業274年)が培ってきた発酵文化が息づいています。
店内は、味噌・醤油などの商品が並ぶ物販スペースと、限定10席の飲食スペースを備えた特別な空間。静かな時間が流れる中で、やまうち本店の麹を使った料理やスイーツをゆっくりと堪能できます。
おすすめは「日々麹舎 ごちそう膳」。熊本名物のだご汁は、4種類の出汁から選べるこだわり仕様で、ひと口食べれば麹の深い旨みが広がります。
羽釜で炊いたふっくらご飯と上質な海苔で包んだおにぎりは、具材を選ぶ楽しみも魅力。おばんざいとの組み合わせで、自分だけの“麹定食”が完成します。
工場見学や体験型アクティビティ充実の、菊陽町店も訪れたい
本店に先駆けてオープンした「日々麹舎 菊陽町店」は、工場見学や体験型アクティビティが充実した“発酵テーマパーク”。
味わうだけでなく、「作る」「学ぶ」体験もできるのが特徴です。
人気は、ここでしか味わえない麹スイーツ。なかでも人気の「まぼろしの味噌ソフト」は、バニラソフトにやまうち本店自慢の味噌あんを贅沢にトッピングした逸品。味噌の塩味とバニラの甘さが絶妙に調和し、子どもから大人までファン多数。
ほかにもやまうち本店の醤油を使ったみたらし団子ソフトなど、麹の魅力をスイーツで体験できます。
やまうち本店が紡ぐ、発酵の物語
熊本の豊かな自然が育んだ食材と、阿蘇の伏流水、そしてやまうち本店の麹が織りなす味わい。
店内には贈り物や自分へのご褒美にぴったりの商品が並びます。
中でも注目は、市場にはほとんど出回らない「まぼろしの味噌」や、ほかではなかなか出会えない上質な醤油。老舗蔵直営だからこそ味わえる、希少な麹食品が揃っています。
知れば知るほど奥深い麹の世界に、引き込まれてしまいますよ。
贅沢な「麹のひととき」を味わいに、熊本へ
「日々麹舎 本店」は、長い歴史と伝統を現代に蘇らせた特別な場所。文化財の建物で、270年以上の歴史が息づく発酵の恵みを堪能する体験は、まさに熊本ならではの贅沢です。
菊陽町店で麹の魅力を“体験”し、本店で“味わう”。そんな“麹巡りの旅”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
拝啓、道の駅から(だんぺいとスーザン)
道の駅を心から愛し、その魅力を発信し続ける二人組YouTuber。これまでに全国約800か所の道の駅を巡り歩いた“究極の道の駅マニア”として知られる。道の駅とのコラボメニュー開発やイベント出演、記事執筆など活動は多岐にわたり、『田舎暮らしの本』主催【道の駅大賞2025】の審査員も務めている。
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