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田舎暮らしの本 12月号

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田舎暮らしの本 12月号

10月31日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

田舎暮らしとは「ワーク・イズ・ライフ」である/自給自足を夢見て脱サラ農家40年(77)【千葉県八街市】

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電熱器で作っているカイワレ大根。そこにイチゴの鉢を同居させている

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近頃人は何と語り合っているのか
人間以外で心を傾け語り合う相手は・・・
チャットGPTとかオープンAIとか、らしい
らしいと言うのは、デジタル音痴の僕ゆえ
それを伝える情報そのものへの理解力がないせいだ
悩みを訴える人をAIは否定せず、どこまでも優しい
ゆえに恋の虜になる人もいるのだと聞く
なるほど、漢字にするとひょっとしてAIは愛なのか
我が愛と恋の相手、それはジャガイモ、豆、イチゴ
電熱器で作っているカイワレ大根
そこにイチゴの鉢を同居させている
朝のランニングから戻ると庭に出す
さあ、いっぱい光に当たろうなと言いながら
夕暮れ時は部屋に取り込み、再び電熱器の上に
あったかくしておやすみ・・・口づけこそせずに
可憐な白い花にどうやら恋をしているらしい老人
朝と夕の語らい、束の間の触れ合い
心が安らぐ、チャットばかり胸がときめく

イチゴの鉢

暮らしと季節がつながる生活

植物と対話するように暮らす日々

ああ、もう「ひとり」、恋の相手がいた。二股かけてはいけないのかな・・・。イチゴとともに愛する相手はジャガイモである。6月収穫のものを大きな袋に詰めておいた。順次出荷してきた。9月。袋の中で力強く芽を出したもの30個ほどに出会った。その芽と目が合った瞬間、愛を感じた。

もう秋ジャガの植え時としても遅い時期。でも・・・2か所に分けて植えた。

もう秋ジャガの植え時としても遅い時期。でも・・・2か所に分けて植えた。固定したビニールの上からさらに布団や毛布を掛けてやる。朝になったら外し、夕暮れまた掛ける。2か月を経て、立派な姿になったのがこの上の写真。収穫まではまだ1か月はあろう。それまで毎朝、毎夕、この手間を惜しまない。愛である。

固定したビニールの上からさらに布団や毛布を掛けてやる。朝になったら外し、夕暮れまた掛ける。

食べ物と暮らしが密接につながる実感

農作物から知る気候変動の影響

ジャガイモといえば、カルビーがポテトチップスを発売して今年で50年になるそうだ。僕はジャガイモは好きだがポテトチップスは食べたことがない。しかし、人口減少時代になってもポテトチップスの市場は拡大しているとのこと。

その原料であるジャガイモも気候変動の影響を受ける。主要なジャガイモ産地である北海道では高温で病気が増え、収量が落ちているらしい。

季節を身体で感じる暮らし

このところずっと、10時にベッドの明かりを消して6時に目覚めるという生活をしている。

このところずっと、10時にベッドの明かりを消して6時に目覚めるという生活をしている。事情はちょっとしたアクシデント。ニワトリが飛び乗った拍子にテレビが床に落下した(らしい)。音は出るが画面がダメ。しばし考えた。新しいテレビを買うべきか・・・いや、この機会にテレビを見るのはやめよう。NHKの受信契約も停止した。ニュースは目下ラジオかパソコン、あるいは新聞。

というわけで、寝床でテレビを見る習慣が消えて、10時に眠る。でもって6時に起きて、ランニングに向かうのは6時半。朝日が水平の光を注ぐ時刻だ。上半身も下半身3枚重ね、それに手袋。僕は暑さとともに寒さにも強いが、朝のランニングは厚着して、早く体が暖まるようにと意識している。

走りながら、あの夏のモーレツを思い起こす。寝る時刻になっても室温30度。顔から50センチという距離に、「強」にした扇風機から送られる風で毎日なんとか眠りについた。そして今、猛暑から一足飛びに初冬。世間では、もはや四季ではなく二季だという声もあるらしい。

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この記事を書いた人

中村顕治

中村顕治

【なかむら・けんじ】1947年山口県祝島(いわいじま、上関町・かみのせきちょう)生まれ。医学雑誌編集者として出版社に勤務しながら、31歳で茨城県取手市(とりでし)に築50年の農家跡を購入して最初の田舎暮らしを始める。その7年後(1984年)の38歳のとき、現在地(千葉県八街市・やちまたし)に50a(50アール、5000㎡)の土地と新築同様の家屋を入手して移住。往復4時間という長距離通勤を1年半続けたのちに会社を退職して農家になる。現在は有機無農薬で栽培した野菜の宅配が主で、放し飼いしている鶏の卵も扱う。太陽光発電で電力の自給にも取り組む。

Website:https://ameblo.jp/inakagurasi31nen/

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