初霜の朝・・・ちょっと早すぎないか
初霜の日に感じた違和感と静けさ
昨夜はかなり冷えた。ランニングに行こうと庭に出ると、畑の様子がちょっと違う。目を近づけて見ると霜だった。まだ11月も12日。ちょっと早すぎないか。野菜たちも寒い思いをしたであろうなあ。でも、この下の写真のごとく、ピーマンはまだどっさり取れる。ビニールハウスの力は偉大なものだ。
失われつつある自然との距離感
「ジャポニカ学習帳」の表紙が、55年続けた昆虫や花の写真をやめてイラストに変わるというニュースにちょっと驚いた。その理由がなんと、「虫が気持ち悪い」という児童らの声を受けたからだというのだ。
前々回だったか、僕は書いた。酷暑による生徒の負担を考えて、プール授業は取りやめ、運動場での体育授業はエアコンのきいた体育館で行う・・・生徒のためを思った優しい対応だと、とりあえずは考えよう。しかし、その生徒たち、スマホの画面を日に何時間も見つめているという。
子どもたちの弱体化はどんどん進むのではないか、僕はそんな懸念を示したわけだが、ここでさらに「虫が気持ち悪い」との児童たちの声が登場。虫が大好きという子だった僕は驚くとともに落胆したのである。上の写真はスズメバチ。ふだんは知らんぷりして通り過ぎるのだが、今日のこいつは何を思ったか、しつこく僕を威嚇し続けた。仕事がやりにくい。可哀そうだが叩き落した。ごめんな。
職場だけがあなたのすべてではありません
生き方を問う時代に見直す働き方
朝日新聞「悩みのるつぼ」、そこに「転職先不満 私の人生って」と悩みを訴えたのは40代の女性である。彼女は転職して3か月。新しい会社には長く務める先輩が多く、何かしらの不満が飛び交う。スマホばかり見て仕事はおろそか、不機嫌になる人も多い。
心がすり減っていく。このようなことは前の職場でもありました。「仕事とはそういうもの」「生活費のためと割り切る」「これが大人の生き方」、そう自分に言い聞かせていますが、週5日、1日の半分以上を息をひそめて心を殺し過ごす時間がもったいなく感じます。人生は一度きり。できるだけ自分らしく生きていけたらと考えてしまいます。一体何のために生きているのか、人生とは何なのか、教えてほしいです・・・。
回答者はあの上野千鶴子さん。そして、いかにもあの上野さんらしく、この女性にとてもキビシイ。開口一番。あなたには、やりたいこと、好きなことはないのですか。この質問からそれが見えません、そう突き放す。そして言う。
たしかに週に5日、お天道様が上がっているプライムタイムにつまらない職場に拘束されて、人生を削られている感がするのはストレスです。「希望を持っての転職」とありますが、職場をやりがい、生きがいの場にできるのはレアケース。あなたのやりたいことや好きなことに給料を払ってくれる人なんていません・・・。
まっ、上野さんの言う通りだよね。やりたこと、好きなことがあるならば、会社の仕事は生活費稼ぎと割り切ればいい。若い頃の僕もそうだったし。ただ、その割り切りにも限度はあろう。上野さんは最後に「職場を社会と等値するのはやめましょう。職場はあなたの人生のほんの一部。職場と折り合いがつかなくても、自分の人生と折り合いをつけることのできる日はきっと来る・・・」そう言っている。この女性、自給自足の田舎暮らしには・・・興味はないかなあ。1日の半分以上を息をひそめて心を殺し、過ごす・・・なんてこと、田舎暮らしにはないんだけれど。
冬支度が始まる季節の暮らし
寒さに備える知恵と道具
11月も中旬となり、いよいよ朝晩の寒さが募ってきた。それで3日前、アマゾンで最安値の電気毛布(3000円)を買った。畑仕事を終えて、晩酌からパソコン仕事までの3時間、この毛布を腰から下に巻き付けて寒さを防ぐのだ。そもそもボロ家で隙間だらけ。さらに加えて、半分野良猫という押しかけ猫のブチ、および、玄関を寝所としているチャボ10羽が朝になったら出られるよう戸を少し開けてある。そんな具合で、真冬の我が家は室温5度なのである。
寒さが増すとフェイジョアの実がいっせいに落果する。今日はバケツを持って這いまわり、拾い集めた。2つにカットしてスプーンで食べる。可食部は少ないのだが、口当たりと香りがとてもよろしい。
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この記事を書いた人
中村顕治
【なかむら・けんじ】1947年山口県祝島(いわいじま、上関町・かみのせきちょう)生まれ。医学雑誌編集者として出版社に勤務しながら、31歳で茨城県取手市(とりでし)に築50年の農家跡を購入して最初の田舎暮らしを始める。その7年後(1984年)の38歳のとき、現在地(千葉県八街市・やちまたし)に50a(50アール、5000㎡)の土地と新築同様の家屋を入手して移住。往復4時間という長距離通勤を1年半続けたのちに会社を退職して農家になる。現在は有機無農薬で栽培した野菜の宅配が主で、放し飼いしている鶏の卵も扱う。太陽光発電で電力の自給にも取り組む。
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