人生とはそもそも退屈なものなのです
人生相談の回答で哲学者がそう言う
イギリスの哲学者バートランド・ラッセル
その『幸福論』の中に、人生は退屈だと思って
おいた方が、何か興奮するようなことがあった時に幸せを感じる・・・そう書かれているらしい。

求職活動中という60代女性の悩みである
日課のストレッチ、読書、映画鑑賞、ボランティア、友人との美術館めぐり・・・盛りだくさん
それでいて、これといってやりたいこともなく
長い1日を持て余し、これから20年も
こんな生活が続くのかと思うと
恐ろしささえ感じます、そう訴えているのだ
へえ、人生とはそもそも退屈なものなのか・・・
違うような気がするな、田舎暮らしにおいては
退屈したことがない、いや退屈させてもらえない
人生とは忙しいものだと思っている
年明け早々からだって忙しく走り回っていたもの
人生は退屈なものじゃない、断言できる
自然に向き合う暮しは“自然に”忙しくなる
氷点下の朝 ブルーベリーとジャガイモの冬支度
冒頭の写真は我が誕生日の前日、8日の朝、ランニングに出かけるために庭に出て見た風景である。霜と氷は今や日常だが樹氷の朝となるさすがの僕も驚く。白く凍っているのはブルーベリー。この日の最低気温は零下5度だった。でもって、ずっと順調に育っていたビニールトンネルのジャガイモ。残念ながら葉っぱが半分凍傷だ。でも死んではいない。今日から夜の防寒シートをもう1枚増やすことにする。

寒椿に重ねる生き方と冬の覚悟
そして翌日、我が誕生日。ガールフレンドが誕生日の花というのを教えてくれた。寒椿。小さいけれど、寒さの中で凛と咲く・・・のだそうだ。そうかそうか、まさにオレにピッタリじゃないか。エアコンも石油ストーブも無し。夜、ベッドでは毛糸の帽子とマフラーを巻いて眠る。
で、ガールフレンドの「小さいけれど寒さの中に凛と咲く・・・」にはちょっとした隠喩がある。彼女は高校時代まで背の順の列は最後尾。対して僕は最前列。今も小さいままだ。そんな僕を彼女は、、横並びになって、首をひねって、かわいいわねえ、いいわねえと、高見から見下げながら言うのである。 大きすぎて彼女は可愛いといわれたことがないらしい。
冬野菜の防寒対策 大根とピーマンの挑戦
この下の写真は元日にまいた大根。ビニールハウスの中に、さらにビニールトンネルを仕立ててある。タネはあえて厚まきとしてある。大根として商品にするのは3分の1。3分の2は丈10センチ弱の頃、サラダ用として出荷するのだ。

そしてもうひとつ。ピーマン。これまでの記録では12月30日が最終の収穫だった。それが新記録。まだ収穫は続いている。ビニールハウスの上から防寒シートを1枚足したのは12月の初め。そこにもう1枚足した。今度はハウスの上からではなく、ピーマンの株を包むようにしてダイレクトにかぶせたのだ。

この記事のタグ
この記事を書いた人
中村顕治
【なかむら・けんじ】1947年山口県祝島(いわいじま、上関町・かみのせきちょう)生まれ。医学雑誌編集者として出版社に勤務しながら、31歳で茨城県取手市(とりでし)に築50年の農家跡を購入して最初の田舎暮らしを始める。その7年後(1984年)の38歳のとき、現在地(千葉県八街市・やちまたし)に50a(50アール、5000㎡)の土地と新築同様の家屋を入手して移住。往復4時間という長距離通勤を1年半続けたのちに会社を退職して農家になる。現在は有機無農薬で栽培した野菜の宅配が主で、放し飼いしている鶏の卵も扱う。太陽光発電で電力の自給にも取り組む。
田舎暮らしの記事をシェアする














