掲載:2020年12月号別冊付録
「バンライフ」は、車で旅し、車で暮らす新しいライフスタイル。夫婦でバンライフを送るYouTuber「とおるんよしみん」さんに、バンライフを楽しむコツを教えてもらいました。今回は車の選び方がテーマです。
とおるんよしみん
夫妻とも山口県出身の32歳。2016年に結婚するが、仕事が三交代制の夫と日勤の妻の生活にすれ違いが生じて、ともに退職。船で108日間の世界1周の旅を経て、2019年6月からバンライフで日本1周の旅を始めた。
夫婦2人で全国を行脚中!
愛車は38万円の日産キャラバン
私たちは、車中泊をしながら全国を旅する「バンライフ」生活を送っている夫婦です。バンライフとは、時間や場所を問わずに働ける仕事をしながら、日本各地にある車中泊スポットで寝泊まりするというもの。通過しただけのところを除くと、これまで17の都道府県を巡りました。
バンライフで全国を旅しながら、各地でウエディングフォトも撮影しています。
バンライフの魅力は、朝起きたときに毎朝違う景色が見られることや、車でしか行けない自然がいっぱいの場所へ行けること。音楽フェスや花火大会などのイベントにも、渋滞や混雑を気にせず参加できます。私たちはそういった素晴らしい景色のなかで、ウェディングフォトを撮り続けていて、47都道府県すべてで撮影することを目標にしています。旅を続けることで、2人で話をする時間やコミュニケーションを取る機会が増えました。2人仲よく旅を続けていくためのコツを、ご紹介させていただきます。
燃料費が安いディーゼルバンの
標準ルーフモデルをチョイス
日産・キャラバン
2001~2012年に製造された、4代目のワンボックスバン/ワゴン(コーチ)。ボディは標準/ロング/スーパーロング、ルーフは標準/ハイ、エンジンはガソリンとディーゼルと、バリエーションは豊富。
私たちの愛車キャラバンの車両購入価格は38万円。名義変更料とユーザー車検費用に 4万1630円かかりました。
中古で購入した愛車の日産・キャラバンは、ヤフオク!で38万円で購入したものです。走行距離は10万kmを超えていましたが、走ることに関しては絶好調。名義変更や車検の取得(ユーザー車検)は自分たちでやって節約しました。
こだわったのはまず乗用のワゴンではなく、商用バンであること。後部座席など不要な装備を外す手間を省くためです。長距離を走る前提だったので、耐久性が高くて燃料費が安いディーゼル車を選択。また立体駐車場などに入れやすいよう、標準ルーフのモデルを選びましたが、現在はソーラーパネルやルーフテントを装着してしまいました。このあたりの兼ね合いが難しいところです。
【標準ルーフ】自走式の立体駐車場は、高さ制限が一般的に2100~2200mm。全高2285mmのハイルーフではなく、1990mmの標準ルーフを選んだのはそのためです。
【ディーゼルエンジン】ディーゼル車を選択したのは、エンジンの寿命が長く、燃料代が安いから。エンジンオイルの交換サイクルは早いため、カー用品店のクレジットカードをつくり、交換工賃を節約しています。
商用バンは床が真っ平らなので、ベッドを作るにはぴったり。内装は剥き出しですが、DIYするので全く問題なし。ただ、乗用車の車検は2年ごとですが、商用車は1年ごとなのがちょっと面倒です。
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文:渡瀬基樹 写真:鈴木千佳
写真提供:とおるんよしみん
【取材協力】清水国明の森と湖の楽園
山梨県南都留郡富士河口湖町小立5606
http://www.workshopresort.com
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