掲載:2020年12月号別冊付録
バンライフは電源の確保と空間の拡張で、ぐんと快適になります。夫婦でバンライフを楽しむYouTuber「とおるんよしみん」さんが試行錯誤してたどり着いた答えとは?
【電源とワークスペース】走行中も充電ができるように
屋根にソーラーパネルを装着
車中泊生活でも、電気は欠かせません。外部から給電できる場所に宿泊しているときはいいのですが、そうでないときのために、発電と充電ができる装備が必要になります。
発電はソーラーパネルで多くを賄っています。現在は屋根に固定している245Wのパネルを使用中。車の走行中にシガーソケットからも充電できるように、車載用のインバーターも購入しました。直流を交流に整流し、家電や精密機械でも使用できるきれいな波形に変換します。
充電しておくポータブル電源は、車中泊には必須の装備。昼間に満充電にすれば、その夜の電気はほぼ賄うことができます。高額な装備ですが、その価値は十分にあります。
【ルーフテント】電動式なら開閉もラクラク!
居住スペースが格段に広がる
車中泊の生活空間を広げることができる唯一の手段が、天井に取り付けるルーフテントです。ただ、高さ制限の問題が生じるため、装着をためらっていました。キャラバンは全高が1990mm(標準ルーフ)と、一般的な自走式駐車場ならギリギリ入れるサイズなのですが、ルーフテントをつけると2320mmと、330mmも高くなってしまいます。
それでも装着したのは、やっぱり便利だから。夏はルーフテントのほうが風通しがよく、特に夜は涼しくて快適。寝具をルーフテントに入れてしまえば、ベッド下の収納スペースからモノを取り出すのも簡単です。
また、ソーラーパネルとルーフテントが屋根上のほとんどのスペースを覆ったことで、直射日光による室内温度の上昇を防いでくれるという副産物も生まれました。簡単に開閉できる電動式を選べば、気軽に使えて便利ですよ。
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文:渡瀬基樹 写真:鈴木千佳
写真提供:とおるんよしみん
【取材協力】清水国明の森と湖の楽園
山梨県南都留郡富士河口湖町小立5606
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