温泉の源泉数・湧出量日本一を誇る「おんせん県おおいた」。そんな大分県にあって、本誌2021年版「住みたい田舎」ベストランキングで初の全部門第1位に輝いたのが豊後高田市(ぶんごたかだし)。愛知県から移住した菊永さん夫妻は、特に豊後高田市の「子育て環境のよさ」に強くひかれた。
子育てしやすいまちで、こだわりの住まいを新築!
幼稚園や小学校、スーパーが1.5km圏内に揃い、真玉海岸や3つの温泉施設へ3㎞前後。目の前には田園が広がり、緑豊かな山々が見晴らせる。ここ真玉(またま)住宅団地に新居を構えたのが、愛知県から移住した菊永昌章さん・裕美さん夫妻。
「私たちの両親は愛知県のマンションなどで暮らし、そこが故郷だという気持ちにはなれませんでした。子どもたちには安らげる故郷をつくってあげたいという思いと、田舎暮らしへの憧れから、移住を考え始めたんです。そんなとき父の故郷の豊後高田市に行くことがあり、子育て支援が手厚いことを知り、このまちへの移住を決めました」
そう話す裕美さんと昌章さんが住まい探しを始めたところ、紹介されたのが定住促進無償宅地。すぐに気に入り、2021 年3月から仮住まいをしながら新築計画を進め、8月に2LDKの平屋が竣工した。
「壁の珪藻土は自分たちで塗り、ウッドデッキもDIYで設置予定。広い庭を生かして倉庫やピザ窯もつくりたいですね」
と昌章さんは意気込む。
現在2人は市内で働きながら、住みよい環境を日々実感している。
「四季の変化が感じられ、子どもたちも楽しそう。地域の皆さんが優しくて、偶然お会いした農業委員会の方にブルーベリー栽培を考えているとお話ししたら、農地をお借りする手配までしてくださったんです」
と、裕美さん。
「将来は夫婦で観光農園を営めたら」と新たな夢も膨らませている。
大分県豊後高田市はこんなまち
国東半島の西側に位置し、周防灘、里山、温泉といった自然の恵みがあふれる豊後高田市。中世から続く仏教文化や遺跡、「昭和の町」など魅力的な名所が多く、世界農業遺産に認定された地域もある。大分空港から車で約45分。
豊後高田市の頼れる“ミカタ”
【移住前後の困りごとを一緒に解決】
「楽しい暮らしサポーターズ」
楽しい暮らしサポーターズでは、生活にまつわる多様な相談に対応。元地域おこし協力隊の移住者を含む4人が事務局を務め、各分野で活躍中のサポーターとともに地域住民との橋渡しも行う。相談時に役立つ「暮らしの相談カード」(メンバー施設での500円利用券付き)は事務局や地域活力創造課で配布。
お問い合わせ先:楽しい暮らしサポーターズ事務局
☎080-1798-4189(代表:遠藤)
E-mei:lbuntakakurashi@gmail.com
https://bungotakadakurashi.jimdofree.com
【移住者向けに整備した無料の定住宅地】
「定住促進無償宅地」
豊後高田市ではマイホーム新築の夢を後押しするため、移住者向けに無料の定住宅地を整備し、現在第2次予約を受け付けている(先着順)。全35区画の真玉住宅団地は1区画82~158坪、全7区画の都甲(とごう)住宅団地は同90~99坪。どちらも市内中心部から車で10~15分と、適度に便利で静かな環境が魅力。
お問い合わせ先:地域活力創造課
☎0978-25-6392
【豊後高田市の移住担当者よりみなさまへ】
きめ細やかな173項目の支援が自慢です!
登録物件の豊富さが魅力の空き家バンク事業をはじめ、ハッピーマイホーム新築応援奨励金や空き家リフォーム事業補助金、子育て応援誕生祝い金など、173項目の支援策を用意。きめ細かな移住・定住対策が奏功し、近年は移住者を中心に転入者が転出者を上回る「社会増」となっています。
お問い合わせ先:地域活力創造課
☎0978-25-6392
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