掲載:2022年2月号
釧路の不凍河川・ 雪裡川(せつりがわ)にかかる音羽橋(おとわばし)からタンチョウのねぐらを望む冬の朝
北海道の東、釧路湿原に囲まれた小さな村・鶴居村。豊富な湧水で真冬も凍らない雪裡川は、特別天然記念物のタンチョウの貴重なねぐらとなっている。
タンチョウを観察できるポイントの音羽橋には多くのカメラマンや観光客が訪れる。
木々に霧氷が付く冷え込んだ朝、川霧の向こうにタンチョウがいた。遠くに丸く見えるのもタンチョウだ。日が昇るころには鳴き声を響き渡らせながら、近くの餌場へと飛んでいく。
大空を飛ぶ優雅な姿は忘れられない美しさだ。
お問い合わせ:NPO法人 美しい村・鶴居村観光協会 ☎0154-64-2020
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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