掲載:2022年3月号
一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうたにあさくらしいせき)の近く、越前の雪降る谷に咲く紅梅
一乗山の西麓、一乗谷川沿いのまさに谷間といった雰囲気のところに、一乗谷朝倉氏遺跡がある。
戦国大名・朝倉氏が103年間にわたり統治した城下町跡で、復原した武家屋敷や社寺などが連なる。
朝倉館の唐門には桜の巨樹があり、4月には見事な花を咲かせる。
2月半ば、遺跡の周辺を散策していると突然、雪が降ってきた。
すぐに雪は視界を遮るほどの量と大きさになり、先に見つけていた紅梅のもとに急いだ。
降りしきる雪の中の紅梅は、一層あでやかさを増していた。
お問い合わせ:(一社) 朝倉氏遺跡保存協会 ☎ 0776-41-2330
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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