掲載:2022年9月号
海風のなか、緑に輝く棚田・白米千枚田(しろよねせんまいだ)
能登半島の里山里海の夏
能登半島の北端、日本海沿いの斜面に広がる白米千枚田。
1000枚以上の小さな田が連なり、幾何学模様を描く。
「日本の棚田百選」に選定されており、先人たちの手でつくられてきた美しい景観は、現在は「白米千枚田オーナー制度」で保全されている。
日本海側の冬は厳しい天候の日が多く、写真の右上の木の傾きが風雪の厳しさを物語っている。
一方、夏はとても穏やかだ。
強い日差しを受け、青い海と緑の稲が織りなす鮮やかなコントラストが、夏本番を感じさせる。
お問い合わせ:わじま観光案内センター ☎︎0768-22-1503
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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