大人気の軽自動車「スズキ ジムニー」。軽自動車ながら、悪路走破性の高い足回りを実現した秘密をジムニー女子・konatsuさんと解説しよう。
初心者に優しいボディサイズながら
最高峰のオフロード走行性能を持つ
ジムニーの本領は、やはりオフロードでの走行性能だ。最低地上高だけでなく、タイヤとバンパーを結ぶ角度(アプローチアングル)を大きく取り、よりハードなオフロード路面でも床下に路面が当たらないように設計。一方で最新の電子制御が、泥地や雪道でのスタックを防いでいる。オフロード用の四輪駆動車として、最高峰の走行性能を有しているといっていい。
なにより、それを軽自動車のサイズで実現しているのがうれしい。日本の田舎には林道や田畑のあぜ道など、軽トラックがギリギリ通れる幅の道が実に多い。サイズが軽トラと同じで、スクエアなボディ形状ゆえに車幅の感覚がつかみやすいジムニーは、初心者にもうってつけの車なのだ。
↑ 左フロントタイヤの前と、リア2カ所には、牽引用のフックが。オフロードや雪道でのスタック時に活躍する。
↑ 構造がシンプルで、脱出性能が高いパートタイム4WD。路面状況に応じて、2WDと4WDの切り替えが可能な機械式副変速機を備えている。
↑ グレード「XC」と、オプションの「セーフティ サポート」装着車は衝突被害軽減ブレーキなど、先進の安全技術を搭載している。ルームミラーの裏側には、車両や歩行者を検知する、レーザーレーダーと単眼カメラが設置されている。
↑ トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマ。5MTはスポーティな走りが、4ATはスムーズなドライビングが楽しめる。
↑ 写真右上にあるスイッチは、坂道発進時にペダルを踏み換える瞬間、サイドブレーキを引かなくても車体が後退しない「ヒルホールドコントロール」。実際に使ってみると非常に便利! もちろん、オン・オフの切り替えが可能だ。また、konatsuさんは、シガーソケットをUSBポートにカスタマイズして使用している。
↑ 燃費は5 MT が16.6㎞/L、4ATが14. 3㎞/ L(いずれもWLTC モード)。軽自動車のなかではよいとはいえないが、SUVとしてはかなり良好だ。
↑ 直3のインタークーラーターボエンジンは、充分にパワフル。高速走行が中心の使い方なら、1460㏄の「シエラ」を選ぼう。
ジムニー女子・konatsuさん。新型ジムニーで行く!林道実況
車いじりだけではなく、ドライブも大好きなkonatsuさん。
「私が住んでいる島根県では、山道が多く林道もたくさんあります。ジムニーといえば林道!ともいえるほど、悪路ではとことん力強い走りを発揮してくれます。普通の車ではスタックしてしまうようなぬかるんだ道や、車体の下部分がつっかえてしまうような凸凹道でもグイグイ進むことができ、とっても頼もしいです。
走行している様子は360度カメラを使って撮影しています。360度カメラでの撮影は、撮影後に画角をいろんな方向に変えることができるので、普段見ることのできない景色が見られて面白いですよ」
【konatsu】
島根県在住のアウトドア大好きなジムニー女子YouTuber。
ジムニーカスタムやアウトドア関係の動画をYouTube配信している。
チャンネル登録者数は6.6万人。
2019年 10月に現行型(4代目)ジムニーを購入。
グレードはXLで、ボディカラー はブルーイッシュブラックパール。
YouTube:『konatsu camper』
Instagram: @konatsu_camp
今回はスズキ ジムニーの走破性を解説。次回は、ラゲッジルームとインテリアの使い勝手にクローズアップ!
田舎暮らしの本 2021年3月号別冊付録をもとに加筆転載しています。
この記事のタグ
田舎暮らしの記事をシェアする