掲載:2022年10月号
2022年9月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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長野県の東部に位置する青木村(あおきむら)は、『田舎暮らしの本』の「2016年版 住みたい田舎ベストランキング」で「村」部門1位を獲得した元気な村だ。そんな青木村から、1025坪の土地に立つ10坪のコンパクトな平屋をピックアップ。自然に溶け込み、モノに縛られずシンプルに暮らしたい人や、菜園付きのセカンドハウスを探している人におすすめしたい。
面積の8割を山林が占める。「青木三山」すなわち南に夫神岳(おかみだけ)、北に子檀嶺岳(こまゆみだけ)、西に十観山(じゅっかんざん)がそびえている。国道143号線を使えば、北陸新幹線上田駅まで車で約30分の距離にあり、都内に新幹線通勤や通学をしている人もいる。
四季折々に恵みをもたらす広大な敷地
離れとして建てられた和室2部屋とトイレのみの小さな平家。上下水道は引き込み済みで名義変更で利用できる。「青木村定住促進応援補助金」は51歳未満で定住を目的に新築・購入・改築・土地の購入した場合、対象経費の5%(最大100万円)の補助が受けられる。
バスルームがないため、温泉や銭湯に通う必要があるが、温泉ファンに人気が高い源泉かけ流しの「沓掛(くつかけ)温泉」や、共同浴場「小倉乃湯」が歩いて10分ほどの距離にある。近くにはレストラン併設の施設「リフレッシュパークあおき」もあり、魚釣りやフィールドアスレチックなどを楽しむことができる。
5種類の梅の木の畑(左)、タケノコの採れる孟宗竹の林(中)、自家用野菜の畑(右)などがある。
【物件データ】
長野県青木村
280万円
土地:1025坪・3391㎡
延床:10坪・33㎡
菜園:303坪・1000㎡
取得・改修費補助:最大100万円
●2部屋●宅地●平坦地●都市計画区域外●築42年●汲み取り式トイレ●北陸新幹線上田駅より約15km●キッチンは要新設。トイレをはじめ、全体的に大幅な補修が必要。浴室はないが、徒歩約10分の距離には山間の名湯・沓掛温泉があり、共同浴場の小倉乃湯は200円で利用できる。
●問い合わせ先:青木村役場 商工観光移住課 ☎0268-49-0111
庭が一望できる縁側(左)。部屋は2部屋(中・右)のみ。上下水道は引き込み済みなので、名義変更してトイレを水洗化したい。キッチン・バスルームの増設も検討を。
【長野県 青木村の魅力】
おいしい農作物と温泉が評判
自然豊かで良質な温泉が湧き、上田市へのアクセスが良好なことから移住やセカンドハウスに人気の青木村。マツタケが有名だが、村オリジナルブランドのソバ「タチアカネ」や、村で古くから親しまれているコンパラ(ナツハゼの実)のジャムも人気。
田沢温泉から引湯しているかけ流しの田沢温泉有乳湯(うちゆ)。入浴料は大人(中学生以上)で200円。
沓掛温泉は2つの旅館が軒を連ねる小さな温泉地。しかし、平安時代に温泉守護神を崇めて開湯されたという歴史がある名湯として知られている。
あまりの美しい姿でついふり返り眺めてしまうことから「見返りの塔」と親しまれる国宝大法寺三重塔。
秋のキノコの王様といえばマツタケ。都会では考えられないほどの価格で売られているため、直売所の「道の駅あおき」には行列ができるほどの人気。
タチアカネは青木村オリジナルブランドのソバ。ソバの実の色は、収穫するときには黒っぽくなるが、成長過程の途中では赤い。
タチアカネそば膳。そば本来の風味と甘みが強く、繊細なそばの味を楽しむことができる。新そばの時期(11月頃)は、より一層タチアカネの風味と甘味が増す。
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