3月下旬まで続くカニのシーズン。今回は、「蟹取県」としてプロモーションを実施している鳥取県の、極上の松葉ガニにクローズアップして紹介!
鳥取県のカニは、①水揚げ量、②消費量、③カニの牧場面積、④新鮮活ガニ出荷、⑤カニにかける想い、の5つの日本一を謳っている。
そんな鳥取県には、カニ激戦県のなかにあって、最も高級、超一流のカニとして認識されている「五輝星(いつきぼし)」というカニがいる。
今回は、その一流ガニが味わえる、2022年オープンの『かに料理専門店「かにまつば」』から、五輝星の美味しさを紹介しよう。
最高級の松葉ガニ、五輝星(いつきぼし)とは?
2015年に松葉ガニの中でも特別に立派なものを選別する基準が設けられ、見事すべての条件をクリアした松葉ガニを、『特選とっとり松葉がに「五輝星」』と名付ける認定制度が誕生。
五輝星は、以下の5つの基準をクリアしたもののみに与えられる称号で、過去の初競り(せり)にて“世界最高額の500万円”で落札されるなど、その価値が認められている。
- 甲羅の幅が13.5㎝以上
- 重さ1.2kg以上
- 脚がすべて揃っているもの
- 鮮やかな色合いをしているもの
- 身がぎっしりと詰まっているもの
「かにまつば」だから提供できる最高級の秘密
どうやら、「かにまつば」が優れているのは前述した最高級のカニを提供しているということだけではないらしい。
主に、立地、人物、空間といった3つの秘密が隠されているようだ。
これ以上ない“鮮度”
まず、他に類を見ない網代(あじろ)漁港の条件。
網代漁港とは、鳥取県の岩美町にある松葉ガニ漁獲高日本一の漁港。港から松葉ガニが獲れる漁場が近いという他にない特徴を持ち、最高の鮮度を保持できる。
信頼できる熟練の“目利き”
次に、先祖代々引き継がれた漁場を守り続ける山根商店の三代目である山根章文氏の存在。幼い頃より松葉ガニを見続けて培ったその目で、極上の松葉ガニを日々仕入れている。
漁獲された数々の松葉ガニの中から、「これぞ」というという松葉蟹を選び抜く、重大な役目を担っている。
『カニを食べるため』に考えられた上質な個室空間
最後は、非日常の食事を提供するため、「かにまつば」の店舗では上質な完全個室空間を用意していること。
松葉ガニをゆったりと堪能するためにあしらえた完全オーダーメイドの家具を採用し、贅沢なくつろぎを感じられる『究極のかに部屋』に仕上げられている。カニを食べるためだけの部屋がこの世に存在していたとは、思いもしなかった。
蟹料理とフレンチを卓越した2人の料理人が創り出す味
多くの条件を通過して、ようやく店舗にたどり着いた松葉ガニに最後の手を加えるのは、蟹専門店で数十年歩み続けた料理人。
有名フレンチ店監修の料理など、それぞれの視点から鮮度抜群の松葉ガニを調理することで、ここでしか提供できないオリジナルの商品が完成する。
それでは、メニューの一例を拝見してみよう。
かに飯御膳(5,800円)
小鉢や天ぷら、お吸い物が付いたカニ飯がメインになった御膳。丁寧にほぐされた蟹身、濃厚な蟹味噌がご飯と相まって究極のハーモニーを奏でる。
※蟹のボリューム・満足感を保つために、松葉蟹の価格が高騰する時期のみ、県外産の本ずわい蟹を使用する場合がある
※ WEB予約は前日まで
かにすき御膳(2名様~)/(9,800円)
小鉢や天ぷら、地魚鮮魚造りとともに、かにすきに最適な部位を用意した御膳。最後は雑炊にすることで、旨みを存分に堪能することができる。
※蟹のボリューム・満足感を保つために、松葉蟹の価格が高騰する時期のみ、県外産の本ずわい蟹を使用する場合がある
※ WEB予約は前日まで
極 - KIWAMI - (全14品)/(31,900円)
タグ付き特選松葉ガニを使用した贅沢なフルコース。刺し身、姿盛り、甲羅焼き、焼きがに、天ぷら、かにすき、雑炊など、満足いくまで松葉ガニが楽しめる。
※ WEB予約は前日まで
「かにまつば」をはじめ、多くのかに料理専門店はシーズンの終了となる3月頃に一度店じまいを行い、次のシーズンに向けての準備を始める。
2023年のカニシーズンも残りわずか。漁期が決まっている食材だけに、旬の時期に旬の味をしっかり堪能したいものだ。
本場・鳥取県に訪れるもよし、近くの専門店に出掛けるもよし。たまには、自身のご褒美として、本格的なカニ料理に舌鼓を打ってみるのもいいだろう。
住所:鳥取県鳥取市弥生町302-1 2F
営業時間:昼の部/11時30分~15時 夜の部/17時30分~22時
L.O.:(昼)14時 (夜)21時 (コース)閉店2時間前
定休日:月曜日・年末年始
電話:0857-30-6888
田舎暮らしの本編集部
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