掲載:2023年3月号
2023年1月上旬の情報です。
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金属加工技術に長けた、ものづくりのまちとして知られる三条市。近年ではおしゃれなアウトドア用品の生産にも力を入れ、通年営業のキャンプ場がオープンするなど、若い世代の注目も集めている。そんなまちの里山エリアに立つ、比較的状態のよい古民家物件を紹介。
温泉やアウトドアスポットに近い10DK
冬キャンプも楽しめて
フィールド好きにオススメ
新潟県のほぼ中央に位置する三条市。江戸時代の和釘(わくぎ)づくりに始まった、鍛冶技術を受け継いだ「ものづくりのまち」として有名だ。近年は、高い金属加工技術に裏打ちされた実用的かつスタイリッシュなアウトドア用品が数多く生産されており、キャンプ好きな若者の注目を集める移住先でもある。
物件のある下田郷(しただごう)は、まさに自然が好きな人にぴったりなエリア。近くには通年オープンのキャンプ場が複数あり、冬でも楽しく暮らせそうだ。五十嵐川(いからしがわ)や守門川(すもんがわ)にも近く、渓流釣りが好きな人にもオススメだ。
空き家となって数年だが、所有者が定期的に訪れて管理しているため、この価格帯の物件にしては比較的良好な状態。床や水回り、天井、壁などに部分的な補修が必要だが、建物の基礎はしっかりしていると思われる。屋根が修理済みなのもうれしいポイントだ。
「10部屋もあるので、シェアハウスや古民家ゲストハウスのほか、1階部分でお店をやりたい人にも向いていると思います」
そう話すのは、地域経営課の番場詩織さん。
敷地内には目測30㎡ほどの畑と、かつて庭池だった跡が2つある。きれいに泥をさらって整備すれば、魅力的な庭をつくることができそうだ。
「市街地からは離れており、雪国なので積雪量も多めです。でも、白鳥が飛来するなど、冬ならではの美しさもたくさんあります。それを含めて自然を楽しめる方であれば、ゆったりした田舎暮らしにちょうどいい場所だと思います」(番場さん)
【物件データ】
新潟県三条市
100万円
土地:80坪・265㎡
延床:63坪・210㎡
菜園:9坪
改修費補助:最大50万円
家財処分費補助:最大42万円
●10DK●宅地●不明●都市計画区域外●築57年●汲み取り●北陸自動車道三条燕ICより約29km●自然豊かな下田郷に立ち、周辺では釣りやラフティング、サイクリングなどが楽しめる。2002年ごろにリフォーム歴があり、定期的に管理しているため比較的良好な状態。駐車1〜2台可能。道の駅「漢学の里しただ」へ約8.4km、保育所へ約9.2km、中学校へ約15.4km、キャンプ場へ約7.7km、産地直売所へ約8.4km。
●問い合わせ先:地域経営課 ☎0256-34-5646
周辺環境ココがGood
地域経営課 番場さんに聞く
こんな人にオススメ
雪が多いですが、キャンプや野鳥観察など、冬でも楽しめるフィールドです。ゲストハウスやお店をやりたい人もぜひご検討を!
三条市になじむ人はこんな人
近年、アウトドアで訪れて気に入り移住する人や、市街地の空き家を利用して起業する若者も増えている三条市。雪国だからこそ、冬でも夢中になれる趣味や仕事を持つ人にオススメだ。子育て施設が充実しているので、子育て世帯にも。
三条市Goodなスポット
荒々しくも美しい絶壁
五十嵐川の上流、高さ200m以上の石英粗面岩の壁がそそり立つ「八木ヶ鼻」。新緑や紅葉、雪化粧など、四季折々に岩肌の表情が変わる景勝地だ。ここは古来よりハヤブサの生息地として知られ、新潟県の天然記念物にも指定されている。近くには八木ヶ鼻を一望できる温泉施設もある。
三条市移住支援情報
オンラインで移住相談も可能
住まい、就職、起業、子育てなど、移住に関する相談がワンストップでできる「三条移住コンシェルジュ」を配置。住まいに対する支援が充実しており、県外からの移住なら空き家バンクだけでなく賃貸に対する補助金もある(条件あり)。相談者の生活スタイルに合わせたオーダーメイドの移住体験ツアーを組み立ててくれるので、まずはオンラインで相談してみよう。
問い合わせ先:地域経営課 ☎0256-34-5646 https://sanjo-city.note.jp
文/はっさく堂 写真提供/三条市
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