大分県の南西部に位置する豊後大野市(ぶんごおおのし)は、九州山地の祖母傾山(そぼかたむきやま)系、阿蘇外輪山(あそがいりんざん)、九重連山(くじゅうれんざん)などの奥深く雄大な山々に囲まれ、日本ジオパークやユネスコエコパークに認定されている。山々に育まれた大野川水系の豊かな水と、「大分の野菜畑」と呼ばれるほどの肥妖な大地に恵まれ、食の宝庫でもある。県都である大分市に近く、大自然も、便利さもほどよい距離にあり、暮らしやすい環境。また、充実したサポートで子育てもしやすい。
2023年4月上旬の情報です。
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掲載:田舎暮らしの本 2023年4月号
平野に突如出現する「原尻の滝(はらじりのたき)」は、幅120m、高さ20mを誇る。「日本の滝百選」に選ばれ、 “東洋のナイアガラ”と称されることも。「おおいた豊後大野ジオパーク」認定の大分県百景のひとつで、平野にあるため雄大な滝を間近に見ることができる。
かつて「緒方五千石」と称されたほどの米どころ緒方(おがた)平野には、農地を潤すための「井路(いろ)」という農業用水路が町じゅうに巡らされ、家の前には井路を渡る小さな橋がかかっている。「緒方井路」は、農林水産省の「疎水百選」にも選定されている。
保育園、小・中学校も近い! 築150年以上の古民家
井路が張り巡らされた田園風景が広がる豊後大野市緒方町。ダイナミックな「原尻の滝」もこの地区にある。物件の周囲にも井路があり、豊かな水が流れている。
物件は、趣のある築154年の木造。小さな農地(14㎡)があり、駐車場1台分と物置付き。家のなかは過去にリフォームがなされているが、水回りや畳などの小規模な改修は必要。6DKと部屋数が多く、保育園や小・中学校が近いので、子育て世帯に最適。保育園まで900m、小学校まで1㎞、中学校まで500m、総合運動公園まで400m、病院まで1.5㎞、JR豊肥本線緒方駅まで1.8㎞と、生活利便施設が近く不便はない。徒歩圏内には酒蔵もある。
【物件データ】
大分県豊後大野市
300万円
土地:69坪・230㎡
延床:32坪・108㎡
取得費補助:最大100万円
改修費補助:最大100万円
処分費補助:最大10万円
●6DK●宅地、畑●平坦地●都市計画区域外●築154年●水洗トイレ●豊肥本線緒方駅より約1.8㎞●国道や滝に近い田園地帯に立地する古民家。水回りなど部分的な補修が必要。駐車場は屋外に1台分。畑が約4坪あり、気軽に家庭菜園が楽しめる。保育園、小・中学校が1㎞圏内、スーパー、総合病院が1.5㎞圏内、道の駅へ約2㎞と便利。竹田温泉「花水月」へ約9.4㎞。
●問い合わせ先:豊後大野市まちづくり推進課 ☎0974-22-1001
広々とした玄関は、タイル張りの沓脱ぎがお洒落。廊下の奥には押し入れが設置され、収納も充分。
1階には、田の字型に和室が4つ並んでいる。道に面した6帖間と、奥が床の間と仏間がある6帖の和室。
玄関を入ってすぐの4.5帖の和室。左側はキッチン。畳の色褪せはあるが、床のへこみなどはなさそうだ。
奥にある6帖の和室は、だいぶ壁に汚れがある。左側のガラス戸は、2帖間と納戸に続いている。
6帖の和室から続く、2帖の畳があるスペースと納戸。戸を張り替えれば、ウオークインクローゼットのように使える。
2階には7帖の和室のみがある。右側はバルコニーへ、左側は廊下へと続く。
5帖のキッチンには、ダイニングテーブルと食器棚、システムキッチンがあり、充分使える。
テーブルコンロはやや年式が古いが、そのまま使える。コンロまわりの壁は汚れがあり、清掃もしくは張り替えの必要がある。
コンクリートの土間ホールには、給湯器が残っている。洗濯機もここに置かれていたと思われる。
土間ホールから続く脱衣所。そのままでも使えるが、土間との仕切りがカーテンだけなのが気になる。
バスルームはパステルグリーンのタイル張りで清潔感がある。シャワーが付いているほか、手すりもあって安心。
洗面所は、廊下の奥、トイレ前に設置されている。窓があり明るい。
パステルピンクで統一されたトイレは水洗。3つの壁面に手すりが付けられている。
家の前に巡らされている井路。きれいな水が流れている。
家からは、井路の上に張ってあるコンクリートの橋を渡って道路へ出る。
家の裏手には1台分の駐車スペースがある。畑も約4坪あり、菜園が楽しめる。
【大分県 豊後大野市の魅力】
大自然を活かしたアウトドア・サウナが楽しめる「サウナのまち」
豊後大野市は豊かな自然と恵まれた大地、文化継承などが高く評価され、九州で唯一「日本ジオパーク」と「ユネスコエコパーク」の両方に認定されている。また、古くから石風呂の文化があり、先人たちは溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)の岩壁に穴を掘り、セキショウなどの薬草を炊き上げ、蒸し風呂を楽しんでいた。こうした特色を背景に、日本で初めて「サウナのまち」を宣言。自然を活かしたアウトドア・サウナが盛んで、大自然のなかでととのうぜいたくな時間が過ごせる。まさに、最近ブームとなっているサウナを楽しむ活動「サ活」が存分にできるまちだ。
【アウトドア・サウナ】
市内5カ所に大自然のなかでサウナが楽しめるアウトドア・サウナの施設があり、水風呂替わりに鍾乳洞のなかや川にダイブするといった楽しみ方もできる。
【豊後大野サウナ飯】
「大分の野菜畑」と称されるほど農業が盛んな豊後大野市は、⼤野川などの豊かな水利と肥沃な大地の恵みを受け、新鮮で滋味あふれる野菜の産地でもある。市内飲食店が、地域の農産物を中心にした自慢の一品を「サウナ飯」として提供。サウナでととのったあとの「サ飯」は格別だ。
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