田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 1月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 1月号

12月3日(火)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR大分県国東市

大分県国東市で豊かな暮らしを始めよう!

 

2020年12月号掲載

瀬戸内海へ丸く突き出す国東半島の先端に位置する大分県国東市。開山1300年の「六郷満山」という独特な宗教の文化があり、海と山が織りなす大らかな自然が広がります。大分空港がある利便性も魅力で、地域おこし協力隊を志す都心部からの移住者も増加中。今回は元地域おこし協力隊員の長尾恵利華さんと現役協力隊員の林 新太さんを紹介します。

 

海辺の土地でカフェ用の小屋づくりを進める元協力隊員の長尾恵利華(ながおえりか)さん。現役協力隊員の林 新太(はやしあらた)さんの力を借りてセルフビルドに挑む。

ワーケーションに使える海辺のカフェづくり

 波穏やかな紺碧の海と白砂の浜が広がる、国東市富来(とみく)地区の羽田(はだ)海岸。開放的な空気に包まれたこの場所で、オープンテラスのカフェ開業の準備を進めているのが長尾恵利華さん。
「海を眺めながらリモートワークやワーケーションができ、気軽に息抜きに立ち寄れる拠点がつくりたくて」

 そう話す長尾さんは東京でIT系の会社から独立し、事務作業代行サービスの仕事をしていた。当時から美しい海があるまちに住みたいと憧れていたが、「東京との行き来が必要だと考えると現役の間は難しい」と半ば諦めていた。そんなあるとき大分空港を利用する機会があり、「国東市ならアクセスがよく、東京へも通える」と、魅力を実感したという。
 まずは地域おこし協力隊員として2018年春に移住し、カフェづくりに本腰を入れるため20年春に退任。現在は約2坪の小屋のセルフビルドに、地域おこし協力隊の林 新太さんの助けを借りて取り組んでいる。
 「土地はまだまだ余裕があるので、将来は会議室や交流スペースなどを備えた施設を整える計画です」
 実現には相応の資金を要するが不安はない。当面は協力隊の起業支援金を活用し、本格的な施設建築時に国東市の創業支援補助金も活用する予定だ。
 まだまだ手探りで日々忙しく過ごしながらも、東京時代のようなストレスはない。自宅も海のすぐそばで「思い立ったときに散歩して気分転換ができるんです」と、長尾さん。海と山に囲まれた環境は心地よく、ときにはドライブに出かけてリフレッシュしているという。

 

↑大分空港へは自宅から車で約15分と近く、羽田空港まで約1時間30分のフライト。東京への出張も負担にならない。

↑国東市の空き家バンク物件は常時50~60件。長尾さんが借りた古民家は、海へ徒歩1分の立地と吹き抜けのある内観が魅力。 

 

↑週1回カフェも開くボディケアサロン「KICHI( キチ)」(☎090-8879-3311)
にて。元協力隊で神奈川県から移住した今田 史さんが2020年春に開業。
疲れたら即リフレッシュ!

 

↑神秘的な風景がお気に入りという美迫(みさご)池は農業用水を確保する、ため池連携システムの1つ。世界農業遺産に認定。

↑伊予灘沖のタチウオ「くにさき銀たち」は特産品の1つ。
漁協直営店「銀たちの郷」(☎0978-73-2170)では多彩な
料理が味わえる。「太刀重」1200円。

 

↑協力隊任期中には地域のコミュニティカフェでパソコン教室を開くなどの活動を行った。

 

↑長尾さんが計画中の施設以外にも、国東市にはサテライトオフィスや
テレワーク拠点に使える「スポークネット」がある。また、空き家バンクへの補助金も。

↑スポークネットは全室から海を望め、フリーWi-Fiは目の前の海岸でも利用できる。

 

移住後、地域おこし協力隊員として活動中です!

空き家活用を通じて地域の魅力を掘り起こす

長尾さんの小屋づくりに携わる林 新太さんは、2019年4月に国東市へUターンした理由をこう話す。「東京大学で地方移住を学び、仕事としてかかわっていきたくて故郷での地域おこし協力隊を志したんです」。長尾さんの小屋づくりは個人的な挑戦だったが、その腕を買われ、「移住体験用ゲストハウスとして生かしてほしい」と地域の人から空き家改修を任された。「今後はワークショップなどを開き、空き家活用を進めていくことも目標です」。

↑林さんは空き家バンクの仕事も担当。活動を通して自身も伝統的な家の趣に魅了された。

↑協力隊の活動として古民家をDIYでゲストハウスに改修中。2021年春の開業を目指す。

 

 

【国東市】

周防灘や伊予灘と両子山(ふたごさん)に象徴される山々に囲まれ、海・里・山の恵み豊かな国東市。日本遺産の鬼の文化や世界農業遺産の循環型農林業も守り継ぐ。東京から大分空港へ約1時間30分、大阪・名古屋から約1時間。

国東産品の魅力を伝える地域おこし協力隊員を募集!

産業活性化分野での地域おこし協力隊を若干名募集中。内容は、国東市の農林水産品などの販路・消費拡大のための取り組み、情報発信・マーケティング支援、応募者による提案型の活動のいずれか。普通自動車免許を有し、現在、3大都市圏をはじめとする都市地域などに住民票があり、隊員としての活動が決定後は国東市 に住民票及び生活拠点を移して活動ができる人などが条件となる。月16日間の活動が原則で、月15万8200円(令和3年4月1日現在)の報酬のほか通勤手当、期末手当あり。任期は最長3年間。林業振興に関する業務にあたる協力隊も引き続き募集している

「一緒に国東を盛り上げてくれる方のご応募をお待ちしています」(活力創生課 三成洋紀さん)。

【問い合わせ先】

国東市活力創生課

☎0978-72-5175

移住・定住 - 国東市ホームページ (city.kunisaki.oita.jp)

〒873-0503
大分県国東市国東町鶴川149(本庁舎2階)

 

この記事のタグ

田舎暮らしの記事をシェアする