「民話のふるさと」と謳われる遠野市。カッパが住んでいたといわれている観光名所「カッパ淵」から5kmほどの住宅地に、少ない補修で住める空き家バンク物件が登場した。日本の原風景にも便利な商業地帯にも近い家で、涼しい暮らしを楽しもう。
田園風景のなかの住宅地に立つ6LK
商業施設が立ち並ぶ
バイパスへアクセス良好
東京23区がすっぽり入る面積の土地に、約2万5000人がゆったりと暮らす遠野市。柳田國男(やなぎたくにお)の『遠野物語』の舞台として知られ、市内には民話にゆかりのある場所が点在する。
『遠野物語』で最も有名な場所の1つは、カッパが目撃されたといわれる「カッパ淵(ぶち)」。そこから車で約6分、田園地帯に隣接する小高い丘の住宅地に立つのが、今回紹介する物件だ。
空き家歴は5年ほど。2階建てで、1階はキッチンと居間に加え、6畳の和室が2つ。2階にも和室と洋室合わせて4部屋あり、夫婦から家族連れまで暮らせそうな間取りだ。
増改築は、1987年と96年の2回行われている。トイレはリフォーム済みで、下水道接続の水洗。風呂は昔ながらのタイル張りだ。ボイラーは風呂と台所に各1台あるが、2018年12月以降は利用がないため、入居前に点検を。一部バリアフリー化しており、車椅子のまま住宅に入ることができる。
2階の洋室にはバルコニーが付いているが、床板が朽ちているため補修が必要。また、室内にも一部床がやわらかくなっている部分がある。屋根などの大規模な補修は必要なさそうだ。
庭に比較的大きめな物置スペースあり。積雪は例年20〜30cmなので、冬は使わない自転車やバイクはここに収納可能。別に車庫が1台分あるのもうれしいポイントだ。
「物件は小高い場所に立っているため、眼下に田園風景を望むことができます。また、国道283号へも近く、さまざまな商業施設が集まるバイパスへのアクセスも良好です」
と、観光交流課内「で・くらす遠野」の佐々木貴博(ささきたかひろ)さん。
釣りが楽しめる早瀬川や猿ケ石川にも近く、「遠野まつり」の会場となる遠野郷八幡宮へ徒歩約5分。遠野の魅力を感じながらの毎日を過ごせそうだ。
【物件データ】
岩手県遠野市
300万円
土地:56坪・185㎡
延床:37坪・125㎡
取得費補助:最大30万円
改修費補助:最大40万円
家財処分費補助:最大10万円
●6LK●宅地●ひな段地●都市計画区域内非線引き●築50年●水洗●釜石線遠野駅より約2.6km、釜石自動車道遠野ICより約5km●小高い丘の閑静な住宅地に立ち、田園風景を眺めながら生活できる。車庫と物置あり。ボイラーは入居前に要点検。バルコニーはあるが、床板の張り替えが必要。保育園、小・中学校、総合病院、大型スーパーへ約1.4〜1.8km。カッパ淵へ約3.8km、道の駅へ約5.6km。
●問い合わせ先:で・くらす遠野☎0198-62-2111
物件の周辺環境
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