【nano.RIPEインタビュー】最新曲「光のない街」リリースツアーがスタート！高校野球ファン必見の「スポットライター」MVも公開！

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ミニアルバム『光のない街』のリリースツアー『あまぐものつえ』で全国ツアー真っ只中のロックバンド、nano.RIPE（ナノライプ）。アルバムのタイトルソングとなる「光のない街」が、現在放送中の人気アニメ『はたらく魔王さま！！』の2nd Season オープニングテーマソングになっており、ロックファン以外からも注目を浴びているアーティストです。また、野球好きとしても知られており、北陸放送『つかめ甲子園！ 高校野球ミニ中継』と『つかめ甲子園！ 高校野球石川大会実況中継 決勝』のテーマソング「スポットライター」も担当。先日行われたツアー初日に、ボーカル＆ギターのきみコさんに単独インタビューを実施しました。

「スポットライター」のMV（ミュージックビデオ）が発表されたので、まずはご視聴ください。

nano.RIPE「スポットライター」Official Music Video / 北陸放送『つかめ甲子園！ 高校野球ミニ中継』『つかめ甲子園！ 高校野球石川大会実況中継 決勝』テーマソング

――リリースに先駆けて「スポットライター」のMusicVideoが公開になりましたね

きみコ（以下、省略）「はい。とても斬新な作品になりました」

――演奏シーンなしとは驚きました（笑）

「ですよね。いくらなんでも、サビくらいは演奏シーンが来るだろうと思いますよね（笑）」

――どなたのアイデアだったのでしょうか

「ただ野球をやるだけ、というのはあたしのアイデアです。せっかく野球がテーマの曲なのでMVも野球にまつわる作品にしたくて、それならもう振り切っちゃおうと」

（中央2人）nano.RIPE［左：ササキジュン（ギター）、右：きみコ（ボーカル＆ギター）］。ツアーサポートメンバーの菅間匠（左：ドラム）と菅野信昭（右：ベース）。

――結果、アーティスト本人がひたすら野球をするという作品になりましたね

「昨年から草野球チーム『HANAWA ROCKS』（＝芸人のはなわさんが立ち上げたチーム）に所属しているので、チームのみんなにも協力してもらいました。試合の様子よりも練習風景が撮りたかったので、丸一日練習をして、そこにカメラが入る、という撮影でした。テーマが『高校野球』ということもあり、あまり作り込んだ映像は合わないなと思ったので、できる限り普段通りの練習を撮影してもらって、一日の流れ通りに編集してもらいました」

――撮影という感じはあまりなかったんですね

「そうですね。参加してくれたメンバーにも『いつも通り練習するだけです』と伝えていて。そうじゃないとキラキラした映像にはならないって思っていたので」

――出演しているメンバーの年齢、性別は様々ですが、たしかに青春感がありました

「そう、そうなんですよ。想像以上に青春感も出てくれて（笑）。やっぱりボールを追い掛けるあの瞬間って、みんな自然と童心に帰るんだなあと思いました」

――きみコさんの楽しそうな姿も印象的です

「普通にめちゃくちゃ楽しんでいました（笑）。普段は軟式のボールで練習してるんですけど、この日は高校野球に合わせて、久しぶりに硬式ボールでやってみたんです。いろいろと懐かしかったこともあって余計に楽しかったです。ノックを受けていても “まだ硬式のバウンドに慣れてるなー” と思ったり」

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――高校球児に限らず、野球を愛するたくさんの人に観てもらいたいですね

「そうですね。草野球チームのコンセプトが『野球で日本を元気にする』だったりもするので、現役の選手だけでなく、幅広い年齢の人に楽しんでいただけたらうれしいです。いくつになっても青春ってできるし、野球というスポーツにはその力があるんだよって」

――そんな「スポットライター」も演奏するツアーがいよいよスタートしましたね

「はい。ライブで演奏すると曲ってどんどん成長していくので、このツアーが終わる頃には、また違う景色を見せてくれそうです」

「光のない街」RELEASE TOUR『あまぐものつえ』＠渋谷CLUB QUATTRO

――今ツアーで、nano.RIPEのライブを初めて観るという人もいると思うのですが、楽しむコツはありますか

「nano.RIPEのライブは、ぼくらだけが主役だと思っていなくて、みんながホールからステージを見てくれているように、ぼくらもステージからライブを楽しむみんなの姿を見ながら、楽しんで演奏しているんです。なので、自分もライブの主役なんだって気持ちで楽しんでもらえたらうれしいです。飛んだり跳ねたり、歌ったり、踊ったり、とにかく心も体も自由にしてあげてほしいです」

――きみコさんもステージで解放される感覚ってあるのでしょうか

「ステージでしか出せない感情だったり表情だったりはきっとたくさんあります。後々、撮ってもらった映像や写真を見て驚くこともあるくらいです。 “あたしってこんな顔で笑えるんだ” って。それこそ、ホールのみんなに引き出してもらっているんだと思います」

――まさにステージとホールの全員で作り上げているんですね

「はい。nano.RIPEのライブは特にそれが強いと思います。なかでも『一緒に歌う』という点では、他のアーティストではあまりない感覚を味わえると思うので、ぜひ遠慮なく歌ってほしいです」

――残すところあと大阪、名古屋、金沢公演ですが、各地の特色はありますか

「土地それぞれのカラーはありますね。基本的にはどこも元気なんですけど、盛り上がる曲の傾向が少し違ったり、演奏していても面白いです」

――nano.RIPEのライブは同じツアー内でもセットリストがガラリと変わるそうですね

「めちゃくちゃ変わります。というか、変えます。Twitterでリクエストを受け付けたりもしているので、聴きたい曲があったら積極的に発言してもらえるとうれしいです。今のところ結構採用率高めです（笑）」

――そういったところからも「一緒に作る」という気持ちが感じられます

「自分たちだけでやるライブだと面白くないですからね。ぼくらも1本1本“今日はどんなライブになるかな？” ってワクワクしながらステージに上がっているんです」

――今回もいいツアーになりそうですね

「はい。すでに最高のツアースタートが切れているので、このままの勢いでファイナルまで駆け抜けたいと思います。どうか元気な姿で会いに来てください」

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