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田舎暮らしの本 3月号

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2月3日(月)
890円(税込)

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【絶景!】山梨県甲州市、大規模に干された柿のすだれが輝く晩秋の風物詩【ほっとphoto便り】

掲載:2023年12月号

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晩秋の甲州を鮮やかな朱色に彩る
枯露柿(ころがき)のすだれ

甲州盆地の北東部、古くからさまざまな果物が豊かに実る「果実の里」として知られる塩山(えんざん)地域では、11月下旬から民家の軒先で枯露柿をつくる光景が見られる。

この地に立つ武田信玄の菩提寺・恵林寺(えりんじ)の近くにある農園では、大規模に柿を干す様子を見学することができる。

柿の皮をむき、ひもで結んで吊るした後、1つずつ棚に並べてじっくりと乾燥させる。

軒先が枯露柿のすだれで鮮やかな朱色に輝く。風物詩としてだけではなく、日本の食文化を伝えてくれる貴重な風景だ。

お問い合わせ:問甲州市観光協会 ☎︎0553-32-2111

 

文・写真/佐藤尚

さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net

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