薪割りが楽しく! 簡単に! 最旬おすすめギア
はまちゃんのレクチャーによって、針葉樹と広葉樹の薪の違いが分かってきました。そこで、より薪割りを楽しく簡単に行えるギアがないか、たずねてみました。
「薪割りが必要なくらい大きい薪とか、火つけのために針葉樹の薪を細くするには、どんな道具があると思いますか?」と、はまちゃんが質問。
「斧ですか? 斧は前にキャンプ場で試しにやったことがあるんですが、結構体力も必要だし、振りかぶって『エイッ!』てやるのでちょっと怖さもあるんです」と、筆者は答えました。
斧を使った重労働の薪割り。
すると、はまちゃん。
「薪割りギアというと、“斧”や“ナイフ”、“鉈”が代表的ですが、私がオススメする薪割りギアは、“薪割りクサビ”です」と、小さい鉄の塊を見せてくれました。
鉄を加工した薪割りクサビ。大きさやデザインなど、種類も多く、見た目のかわいさで選ぶのも楽しみの一つ。写真のデザインはニンジン。
クサビとハンマーで薪を割る。力を入れずに簡単に薪を割ることができます。
「薪割りクサビを説明する前に薪割りギアの代表格である、斧やナイフ、鉈についてお話ししますね」
薪割りの代名詞である斧。
「斧やナイフ、鉈は、割るときの力の加わり方がそれぞれ異なります。たとえば、斧は遠心力を使って薪を割っています。一般的にキャンプ場で使われているサイズだと、柄の長さが25〜40㎝の手斧が多いと思います。それだとあまり遠心力が働かず、広葉樹を割るのは難儀してしまうんです」
比較的コンパクトな手斧。
「しかも、薪を割るときに感じる“怖さ”が、まさに斧の最大のデメリット。『安全面』です。大きく振りかぶって、薪に向かって振り下ろす一連の流れは、なかなか気を抜けませんよね」。筆者も感じた通り、慣れていない人が斧を扱うには、難易度が高そうです。
続けてナイフや鉈の特徴を話してくれました。
「ナイフや鉈は、薪に刃先を当ててハンマーやバドニング棒で上からナイフや鉈を叩いて、押し込むように薪を割ります。実はナイフや鉈はパワーが効率よく伝わらず、『ナイフや鉈だと広葉樹は割れない』などといわれています」
ナイフや鉈を使った薪割り。写真は鉈を使用しています。
「そこでオススメなのが“薪割りクサビ”です。
簡単にいうとどんな薪でも割れる万能薪割りギアです。
火起こし用の小さな薪も、針葉樹や広葉樹も割れます!
モノによってですが、丸太もこれで割ることができるんですよ!」
薪割りクサビの使用例。
薪割りクサビ。果たして、どんな使い方をるるのでしょうか。
↓↓ 次ページでは、おすすめの薪割りクサビの使用方法を紹介! ↓↓
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