掲載:2024年1月号
夜空の下、メタセコイヤの木立がきらめく
冬の別所沼(べっしょぬま)公園
12月、大きな沼の周りを囲むメタセコイヤの巨木が、輝く黄金色に色づく別所沼公園。
住宅街に位置し、朝はたくさんの人がラジオ体操に集まるなど、住民の憩いの場所となっている。
夜に訪れると、温もりが感じられる暖色の街灯が、美しい樹形を浮かび上がらせていた。
水面に映る光の中を、浮かぶ落ち葉が風に吹かれゆっくりと流れて、幻想的な雰囲気に包まれる。
ヨーロッパの庭園を思わせるきらめく風景がどこまでも続く、美しい夜だった。
文・写真/佐藤尚
さとう・たかし●風景写真家。1963年、福井県生まれ。少年期を南米・ペルーで過ごす。47都道府県の農村や自然などを対象に撮影を続ける。 http://www.satophoto.net
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