掲載:2021年6月号
中山道の宿場町を有する、日本屈指のワインの産地!
古くから街道の宿場町として栄えた塩尻。明治時代にはブドウ栽培が始まり、やがて世界に知られるワインの産地へと発展を遂げた。
世界のワイン愛好家から愛されるブドウの産地
収穫を終えて紅葉を迎えた井筒ワインのブドウ畑。「標高が高く日射量が多いこと、昼夜の寒暖差が大きいことなど、さまざまな要素が重なって良質なブドウが育ちます」と井筒ワイン製造部長の古川広さん(右)。
120年以上ものワイン醸造の歴史を持つ塩尻市奈良井(ならい)川の河岸段丘に広がる桔梗ヶ原(ききょうがはら)は国内最高品質のワイン用ブドウの産地として知られ、市内には17ものワイナリーが点在。
生食用ブドウやリンゴなどの果樹栽培も盛んで、8月下旬からは市内の農園でブドウ狩りも実施。
写真左から、NACシャルドネ 樽熟 2019、 NACメルロー 樽熟 2018(各3768円)、 NACメルロー2018、NACシャルドネ2019(各1557円)。「フレンチオークの樽で寝かせたメルローがオススメです」と、井筒ワイン専務の塚原嘉之さん。
また塩尻は、中山道と善光寺(ぜんこうじ)街道、三州(さんしゅう)街道の3つの街道が交差するまちとしても栄えた歴史を持つ。市内には6つの宿場町があり、なかでも奈良井宿はその賑わいから「奈良井千軒」と呼ばれたほどだ。
信州らしい山の風景を楽しみたいのなら、高(たか)ボッチ高原へ。北・南アルプスはもちろん、諏訪湖越しの富士山を撮影するために訪れる人も多い。
1泊2日オススメプラン
1日目 | 2日目 |
10:00 11:00 13:00 18:00 21:00 |
7:00 9:00 12:00 13:00 16:00 18:00 |
長野県塩尻市での楽しみ
個性的なワイナリー巡りをはじめ、ソウルフード、宿場町散策も!
「塩尻といえばワイン! 市内に17もあるワイナリーのワインをぜひ飲み比べてみてください。特に桔梗ヶ原のメルローは世界中に愛好家がいる品質です。奈良井宿をはじめとした宿場町の雰囲気を感じたり、自然を体感するのもいいですね。県の中心部なので、塩尻を拠点に信州各地を旅しても」と、しおじり街元気カンパニーの今井さん。
「山賊焼」発祥の店「山賊」。「じっちゃんとばっちゃんがつくった味をそのまま受け継いでいます」と、3代目の髙見直孝さん。 https://gansosanzoku.com
中山道木曽十一宿で最も賑わった奈良井宿。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
自分のやりたいことや抱えている課題を、人とつながることによって実現・解決していく事業の拠点「スナバ」。二拠点居住の利用者も多い。 https://www.sunaba.org/
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