皮まで美味しいブドウの名産地・岡山
いわずと知れた高級ブドウ「シャインマスカット」や、甘みとさわやかさを融合させた「ニューピオーネ」など、食べ始めるとつい手が止まらなくなってしまうのがブドウでしょう。全国有数のブドウの産地として知られる岡山県では、桃と同様にこちらも明治時代から栽培されているんです。
初めて岡山でブドウが栽培されたのは1886年。美しいエメラルドグリーンに上品な香りが特徴の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種から栽培がスタートしました。日本で育てるのは難しいながらも、晴れが多い岡山の気候を存分に活かして産地化に成功。現在は「シャインマスカット」などのグリーン系のマスカットはもちろんのこと、「ニューピオーネ」をはじめとした黒系のもの、冬頃に旬を迎える「紫苑」などの赤系の品種まで、幅広い品種の栽培を続けています。
【岡山県直伝】美味しいブドウの選び方&食べ方!
|美味しいブドウの見分け方
そんなブドウの鮮度を見分ける上で注目したいのは、表面についている「ブルーム」と呼ばれる白っぽい粉。実はこれは水分の蒸発を防いだり、美味しさを閉じ込めるためにブドウが自ら出すものなので、これらが濃くついているのは、新鮮である証拠ともいわれているんです。
白いものがついていると思うと、わざわざ落としたくなってしまうかもしれませんが、美味しさをキープするためにはそのまま触らないことが重要。食べる直前に洗い落とすようにしましょう。
とはいえ、「ブルーム」があるから鮮度は大丈夫という油断は大敵。果物は買ったあと何日か置いておいたほうが甘くなると思って、熟成させるという人も多いかもしれませんが、ブドウには「追熟」がないため、むしろ購入してすぐに食べたほうが美味しいといわれているんです。お盆を控える今の時期、親戚が集まるからと何日も前から買っておくのはNG。できる限り、直前に買って新鮮な味わいを楽しめるようにしましょう。
|ブドウの美味しい食べ方
一房ずつ食べるときには、ぜひとも試してほしいのが、下の方についた粒から食べていくこと。というのも、房の上側や外側は甘味が強いといわれるため、下の方から食べることで甘みの変化を楽しむこともできるんです。せっかくなら一粒一粒満足しながら味わいたいもの。房ごと用意するなら、下から食べるよう心がけてみると良いでしょう。
また、ブドウは冷やして食べると甘みを強く感じられるようになるといわれています。そのため、時間に余裕があるなら、1~2時間ほど冷蔵庫で冷やした上で、さらに氷水で15分ほどつけておくと、冷たさも甘さもばっちりな状態で食べることができるでしょう。ほかにも、暑くてしかたがないという日には、2時間ほど冷凍庫で凍らせて「半凍り」状態にして食べるのもおすすめ。シャーベットのようなシャリシャリした味わいを堪能できる健康スイーツとして夏の定番になること間違いありません。
それでは、ブドウがあるならぜひともチャレンジしたいアレンジレシピをご紹介していきましょう!
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