記録的な猛暑が続いています。暑さ対策もしたいけれど、日よけのために帽子も着用しなければ……という方、帽子をかぶったときに内部が蒸れたりしてませんか? 少しでも不快を感じている方に朗報です。今、注目されているのが「帽子用保冷剤」! 帽子の中に仕込むことで、熱がこもらずに快適に帽子を被ることができるこの商品、3COINSや100円ショップSeriaやCan Doでは完売するほどの人気です。
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人気の帽子用保冷剤はどれも完売……。今買えるものでどれが良いか試してみた!
ネット上で話題の帽子用保冷剤で人気なのは、3COINSやSeriaで売られているもの。しかし現在、どのお店を訪れても「売り切れてしまいました」と言われてしまい、入手不可能な状態です……。そこで、ネットで購入できるものがないかを探し、今からでも購入できるもののうち、3つの異なるタイプを試してみました。
【ベルメゾンで購入】濡らして使うタイプは万能!
まずは、ベルメゾンで見つけた、濡らして使うタイプの商品です。
直径約21㎝で、材質は本体外側がポリエステル、中材はベルオアシス・アクリル・レーヨン・ポリエステルです。触った感じはさらっとした布製で、水にぬらして帽子に入れます。
「凍らせるとさらに冷たさが持続」と記載されていたので凍らせてみました。
「使用時、頭髪・帽子等濡れますのでご了承ください」と書いてあるのが気になりますが……。
水を含ませて使用する場合は、生地が水分を十分吸収するまで水に浸して、乾いたタオルなどで表面の水気を軽く抑え、帽子の中に入れて使用します。
凍らせる場合は生地が水分を十分吸収するまで水に浸して、乾いたタオルなどで表面の水気を軽く抑え、冷凍庫凍らせてから、帽子の中に入れて使用します。
ネットに入れれば洗濯機で洗うことが可能です。
帽子に入れてみると、凍らせるとそのまま固まるので、柔軟性がなくなり、フィット感が薄まりました。凍らせるときに帽子の形に合わせて湾曲させるなど工夫すると良いかもしれません。
暖かい場所にいても帽子や頭皮が困ってしまうほど濡れてしまうことはありませんでした。しっかり絞って凍らせることは必須ですが、さらっとした素材なのでそこまでびちゃびちゃになりにくいのかもしれません。
帽子内でも比較的広範囲を網羅してくれるのと、濡らしても使える商品なので凍らせていたのが溶けた後も、長時間ひんやりが続くのが良いと感じました。
気化熱効果で涼しい!帽子に入れる保冷剤ヘッドクール(ユーザー株式会社)
¥ 1,100 (税込)
【楽天市場で購入】TPU素材はネッククーラーには良くても頭皮には微妙
続いては表面がTPU素材のタイプです。
S・Mサイズを購入したところ、直径約22㎝ありました。素材は表面がTPU、内部はPCMです。
TPUというのは「熱可塑性ポリウレタン」のことで、宇宙服や医療現場で使用されている素材。首まわりを冷やすネッククーラーに多く使われています。人に優しい冷たさが持続し、28℃以下の環境であればひんやりとした触感が続きます。
帽子に入れてみると、今回比較した3商品の中では最も広範囲をカバーしてくれました。細かいパーツに分かれているので帽子の形状や頭の形に合わせてフィットしやすいです。
ただ、でも冷たさは一番感じにくいと思いました。TPU素材は、直接皮膚に当たるネッククーラーでは冷たさを感じることはできますが、帽子に入れると髪の毛がクッションになり、冷たさをほとんど感じません。
もちろん、冷凍庫から出した直後はひんやりしますので、短い時間だけ使いたい方、外から「帽子の中に保冷剤を入れているのでは?」とバレたくない人には良いかもしれません。
頭ひんやりクール PCM(輸入元:株式会社フォーワン商事)
¥ 1,200 (税込)
【楽天市場で購入】保冷剤タイプはひんやりが続くが帽子が濡れる
最後は保冷剤タイプです。
見た目からわかるように、保冷剤のような素材でできています。
サイズは直径約18㎝、素材は表地がポリ塩化ビニル、裏地がポリエステル、中材はCMC・グリセリン・水です。
冷凍庫で約20~30分、冷蔵庫で約1~2時間冷やして使用します。
帽子に入れてみると、今回比較した3商品の中では一番小さめのサイズ。小さめなので、帽子内の冷やす範囲が少ないのはネックです。お子さんなど頭の小さい方には問題ないかもしれません。
良かった点は、装着した際に最も頭皮が冷やされたことです。ほぼ保冷剤ですからね。ただ、結露するため帽子の内側が濡れてしまうのがネックです。そしてほぼ保冷剤なので、ぬるくなってしまうと冷たさはまったくなくなります。
使用する際は、帽子が濡れないようにハンカチやバンダナでくるんで使うのがいいかもしれませんね。
帽子用保冷剤HAT ICE PAD(輸入元:株式会社アイテクス)
¥ 1,000 (税込)
3つを比べてみたところ、「濡らして使うタイプを凍らせて使う」のが最も良いと感じました。
今回購入した商品は、サイズ感も適度にあり、ひんやり感も比較的長く続いてくれました。凍らせる時に少し工夫をすれば、フィット感問題も解決できます。
帽子用保冷剤を探している方は、用途や使用する方に合わせて選んでみてくださいね。
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この記事を書いた人
松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好きで国際唎酒師(日本酒)・焼酎唎酒師・発酵マイスター資格保有。
Twitter:@KA_HO_MA
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