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田舎暮らしの本 3月号

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田舎暮らしの本 3月号

2月3日(月)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

おしゃれな限定御朱印が人気!道の駅でしか買えないお土産をつくりたい!笑い×書道で新潟を活性化させる新潟県住みます芸人「いっすねー!山脇」の挑戦

執筆者:

全国に広がっている住みます芸人の笑いあふれる地域協力活動にフィーチャーした、「47都道府県エリアプロジェクト(あなたの街に“住みます”プロジェクト)」をレポートする本連載。

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 今回は、新潟県住みます芸人として活動するいっすねー! 山脇さんをクローズアップ。持ち前の書道の技術を活かして新潟県で活動する山脇さんに話を伺いました。

新潟県住みます芸人として活動するいっすねー! 山脇こと山脇充さん。

新潟県住みます芸人

いっすねー! 山脇

山脇充(やまわきみつる)……1985年9月28日生まれ。福岡県粕屋郡出身。NSC東京校14期生。変人八十六面相としてピン芸人活動を開始したのち、「ザ☆忍者」というコンビを結成するも解散。現在は「いっすねー! 山脇」という名前でピン芸人として活動している。芸歴15年目。同期は、ダイタク、ネルソンズ、りんたろー。、相席スタート山添など。趣味は、バス釣り、ランニング、古着。特技は、書道7段、激辛料理を食べられること、小道具づくり。

住みます芸人歴:2017年3月~
活動拠点:新潟県
主な活動:テレビ・ラジオ・雑誌・新聞などのメディア出演を通じて新潟の魅力を県内外に発信。さらには、2児の父という肩書を活かして子育てや夫婦にまつわるイベントにも数多く出演している。現在は、得意な書道を活かして燕市や新潟県を盛り上げるべく邁進中。

レギュラー:『土曜ランチTVなじラテ。』(BSN新潟放送)、『新潟一番サンデープラス』「新潟一番バスでいこうぜ」コーナー担当(TeNYテレビ新潟)、『GGラジオ』(BSNラジオ)、『月刊にいがた』、「アオハルお悩み相談室」(新潟日報)

X(旧Twitter):@ninninyamayama 
Instagram:@ninninyamayama
YouTube:やまわきくん家

 

新潟県燕市

新潟県のほぼ中央に位置する燕市は、世界有数の「ものづくりのまち」。高く評価されている金属加工技術を使ったカトラリーが盛んに製造・販売されています。また、四季折々のイベントも数多く行われており、春の「つばめ桜まつり」、夏の「燕大花火大会」、秋の「越後くがみ山 酒呑童子行列」、冬の「久賀美賽の神」など、季節によって異なる魅力を楽しむことができます。

「燕市といえば、やっぱり『産業』。新潟は『米』のイメージが強いと思いますが、水害の多い燕市はお米を育てるのが難しく、金属加工業に移行して発展していったんです。また、産業を支えるために夜遅くまで働く職人さんたちがこぞって頼む『背脂らーめん』や晴れの日に食べる『釜めし』など、ご当地グルメも圧倒的な人気を誇っています!」(山脇充さん。以下、省略)

「日本一のお笑い芸人」という夢から一転、始めた新潟での活動

 いっすねー!  山脇こと、山脇充さんが住みます芸人としての活動を始めたのは2017年。かつては「日本一のお笑い芸人になりたい」と大きな夢を掲げ、東京でコンビ活動をしていた山脇さんが、地域に根差した活動を始めたきっかけには、地方に住んで活躍している「住みます芸人」への憧れがありました。

「もともとは東京を拠点に『ザ☆忍者』という名前でコンビ活動をしていたんです。ただ、地方に営業に行ったときに、一緒の舞台に立ったある住みます芸人さんを見て、地方に住んでお笑いをできるのがうらやましくて……。ご当地にコアなファンがいる愛され芸人に僕もなりたいと思って『住みます芸人』になろうと決意しました」

燕市とのご縁は2016年に結婚した奥さん

「こんな素敵な奥さんが育った場所をもっと知りたいという思いと、子育ても自然あふれる場所がいいな、という思いがあって、燕市に引っ越しました」と語る山脇さん。

 生まれは福岡県の山脇さんが、新潟を選んだ理由には、2016年に結婚した燕市出身の奥さんの存在が大きかったといいます。

「燕市に引っ越したのは、こんな素敵な奥さんが育った場所をもっと知りたいという思いと、子育てをするなら自然あふれる場所がいいな、という思いがあったんです。燕市は産業のまちであるだけでなく、日本のさくら100選にも選ばれるような桜の名所『大河津分水桜並木』があるなど、自然も豊かで魅力的なまち。『サザエさん』のマスオさんみたいに、まずは奥さんの実家にお世話になるかたちで新潟に住み始めました」

外から来た僕だからこそ、気づく魅力を

レギュラー出演している『なじラテ。』では、滝行にもチャレンジ!

 福岡や東京で過ごしてきた山脇さんには、目に映る何もかもが新鮮に捉えられるそう。出演している番組『新潟一番』(TeNYテレビ新潟)の名物コーナー「バスでいこうぜ」で路線バスを使ったアポなし旅に挑戦するなど、地域に密着した企画に参加することも多く、誰も知らない新潟の魅力を発見していく機会も多いと話します。

「子どもの頃から通っていた行きつけのお店がなかったり、方言で勢いよく喋る人たちの姿をみたときには、このまちで育っていたらどれほどよかったか、と思ったことも正直何度もありました。ただ、新潟の外からやってきたからこそ、地元の人たちが当たり前のものと捉えているいいところに気づくことができるという大きなメリットもあると実感していて。だからこそ、僕がメディアで魅力をアピールできる機会があるときには、県外出身者の目線で物事を伝えられるように心がけています」

念願の燕市のPR大使に就任。なれたからには地域を盛り上げたい!

長年目標にしていた燕市PR大使に就任

2023年には、念願だった燕市PR大使への就任が決定。

 これまでには、新潟市中央区にある「まちなかほっとショップ」のPR活動を通して、福祉による地域活性化に携わってきた山脇さん。新潟に住んで6年が経過した2023年には、長年の目標だった燕市のPR大使にも就任しました。当時の心境をこう振り返ります。

「燕市は新潟のなかで最初に住んだまちですし、PR大使になるのは『住みます芸人』として活動を始めた1年目から市長に売り込んできたほど、ずっと目標にしていたんです。だから、いざ大使になれたときには本当にうれしくてたまらなくって。ここで終わらずもっとまちの役に立つことができるよう、PR大使就任時には公約も発表しちゃいました!」

PR大使就任時には、公約も発表。「燕市の公式Xのフォロワーを1万5000人に増やすこと」、それから「燕市にある『道の駅SORAIRO国上(くがみ)』の年間来場者数100万人を突破すること」という目標に向けて、新たな取り組みも動き出しています。

 山脇さんが公約として掲げたのは、「燕市の公式Xのフォロワーを1万5000人に増やすこと」、それから「燕市にある『道の駅SORAIRO国上(くがみ)』の年間来場者数100万人を突破すること」。新潟住みます芸人として7年目を迎えた現在は、この公約の実現に向けて、特技を活かした地域活性化に取り組んでいます。

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田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

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