冬の庄内を代表する「真ダラ」を食べつくす冬の定番鍋 ~どんがら汁【山形県】~
どんがら汁は、鱈汁、寒鱈汁などとも言われ、山形県庄内地方を代表する鍋料理。冬の庄内地方を代表する魚「真ダラ」をぶつ切りにして、内臓までも豪快に鍋に入れて味わう。もともとは漁師が浜で食べていたのが始まりとされている。「どんがら」とはアラのことで、頭、内臓、骨、ヒレなどの総称。寒鱈は捨てるところがない魚といわれており、頭から尻尾まで余すことなく使うのが特徴で、脂ののったあぶらわた(肝臓)のとろけるような甘さは何とも言えない味わいだ。毎年1月には酒田市や鶴岡市を中心に「寒鱈まつり」が開催され、どんがら汁が振る舞われる。
寒の時期(1月上旬~2月上旬ごろ)に獲れるマダラを寒鱈と呼び、冬の庄内で、誰もが心待ちにする海の幸。
↓どんがら汁のつくり方はこちら
https://nmai.org/kyodo/kyodo-fuyu/dongara.html
↓寒鱈まつりなど、庄内の観光や物産購入についてはこちらから
https://www.shoko-corpo.jp/bussan/
ほかにも、山の恵みである山菜とキノコをふんだんに使った「山菜鍋」や、酒どころならではの上質な酒かすを利用した「粕汁」など、からだが温まる鍋料理や汁ものが山形県にはたくさんある。鍋を食べに山形県へ出かけてみてはいかが。
文/横澤寛子・水野昌美
※この記事は、田舎暮らしの本 2025年1月号をもとに加筆しています。
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