星空の下で生まれた旋律
宇宙を彷徨う言葉たち
――「星とぼくの座標」には壮大なテーマが設けられていますね。
「これこそ『ザ・きみコ』ですね。何も考えず好きに書き進めていったらこうなるんだって、自分でも少し驚きました(笑)」
――きみコさんは星を見上げたときに、こういうことを考えているんだなと思いました。
「もちろん『キレイだなあ』とかも思うんですけど、同時に宇宙の神秘について考え始めると、毎回必ず “生命” に辿り着いちゃうんです。答えのないことだからかもしれないですね。だから、何回も歌にしちゃう」
――今作は「錯月」「星に届くよ」にも宇宙のワードが入っていますね。
「多いですね。これも好き勝手書いた結果です(笑)」
――「錯月」はライブの様子が浮かびました。
「あたしもです。みんなが頭を振っている様子が浮かびますよね(笑)。ジュンもライブをイメージして書いたんじゃないかなあ」
――歌詞は捉えどころがないというか、少し不思議な世界ですよね。
「そうですね。説明するのもちょっと難しいんですが… …。“無限階段”ってあるじゃないですか。最初にジュンのデモを聴いたときに何故かそれが浮かんで」
――登っても登っても高いところへ行けない、騙し絵のような不可能図形ですね。
「はい。メロディーなのかサウンドなのかわからないんですけど、頭の中の『混沌』や『葛藤』みたいに感じて、虚ろな目であの階段を登っている人が浮かんだんです。そこから世界を広げていきました。曲を通してもまったく答えに辿り着かない感じが、まさに無限階段みたいで気に入っています」
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田舎暮らしの本編集部
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