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家庭菜園のベストシーズン到来!3月に植えるべきオススメ野菜10選

執筆者:

農業YouTuber黒壁の「誰でも手軽に家庭菜園」vol.6

YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営する黒壁勇人(くろかべ・はやと)さんが、誰でも気軽に家庭菜園を楽しめる方法をまるっとレクチャーする本連載。 第6回のテーマは「3月に植えるべきおすすめ野菜」。ついに到来した春! 3月は家庭菜園をスタートする最適なタイミングです。 今回は、3月に野菜を植えるメリットとオススメ野菜10選を紹介します。

家庭菜園を始めるなら3月が絶好のチャンス!

待ちに待った春がやってきました! 畑仕事が楽しい季節の到来です。

最近、野菜の価格が高くなっているため、節約を目的として家庭菜園を始めたいという人も増えているみたいですね。

3月は家庭菜園をスタートするのに絶好のタイミングです。 ぜひ、始めてみましょう。

3月に野菜を植えるメリット

3月は家庭菜園を始めるのに最適な季節です。この時期に植えれば、新鮮な野菜を長い間楽しむことができます。

3月に家庭菜園を始めるメリットは主に3つです。

メリット① 害虫が少ない

3月はまだ気温が低いため、害虫の数が少ない時期です。このため、防虫対策が簡単になり、初心者でも野菜を育てやすくなります。

メリット② 適切な気温

3月の気温は発芽や成長にとても適しています。特に、葉物野菜や根菜類を育てるには理想的な気候です。

メリット③ 夏にたくさんの収穫が期待できる

3月に種をまくと、春の間にしっかりと根が伸び、気温が上昇するにつれて急速に成長します。特に、トマトやピーマンなどの夏野菜は早めに植えることで、長い間収穫を楽しむことができますよ。

3月の家庭菜園の注意点

このように、3月の家庭菜園には多くのメリットがありますが、注意すべき点が4つあります。

①朝晩の寒さ

3月は日中は暖かい一方で、朝や夜はまだ冷え込むことがあります。せっかく芽が出ても、寒さで枯れてしまうことがあるので、夜間はビニールや不織布でカバーするか、少量なら家の中に取り込むなどの対策をしましょう。

②水のあげすぎ

春はまだ土が乾きにくいため、水をあげすぎると根が腐る危険があります。芽が出ると毎朝たっぷりの水を与えたくなりますが、それはNG! 水をあげるのは土の表面がしっかり乾いたのを確認してからにしてください。

③種まきのタイミング

3月は気温が不安定で、野菜によっては種まきが早すぎると発芽しにくいことがあります。暖かいと思って種をまいても、翌日からまた冷え込むこともあるので注意が必要です。種の袋に記載された適温をよく確認し、必要に応じて室内で育苗してから外に植えましょう。

④土の準備

冬の間に土が固くなったり栄養不足になっていることがあります。種をまいても固い土では根が伸びず、うまく育たないことがあるため、事前に土をよく耕し、腐葉土やたい肥を混ぜてふかふかに整えておきましょう。

3月に植えるべきオススメ野菜10選

さて、それでは3月からの栽培がぴったりなオススメ野菜を紹介します。

簡単! すぐ育つ! 葉物野菜

レタス

種まきから収穫までの期間は約30日。プランターでの栽培も可能です。日当たりの良い場所で水切れに注意すればうまく育てることができますよ。

小松菜

種まきから収穫までの期間は約30~40日。寒さにも強くて少しずつ収穫できるのがメリットの野菜です。間引きをこまめにすることが元気に育てるコツです。

ほうれん草

種まきから収穫までの期間は約40~50日。大きくなった葉から順番に収穫していきましょう。酸性土を嫌うので、石灰を混ぜた土で育てるようにしましょう。

春菊

種まきから収穫までの期間は約40~50日。葉が10㎝くらいになったら収穫時期です。

玉ねぎ

植え付けから収穫までの期間は約5~6ヶ月。ゆっくり育てて収穫を楽しみましょう。水捌けの良い場所で育てるのがポイントです。

土の中でグングン成長! 根菜

にんじん

種まきから収穫までの期間は約80~100日。底が深ければプランターでも栽培できますよ。発芽には時間がかかるので乾燥しないようにしっかり水をあげるのがポイント。種まきから最初の1週間くらいは毎日水をあげましょう。

セリ科の葉っぱにはキアゲハの幼虫が群がってくるので、苦手な人はご注意を!

じゃがいも

植え付けから収穫までの期間は約90~120日。土の中でゴロゴロ育つので掘るのが楽しくて、お子さんと育てるのもオススメの野菜です。芽が出たらしっかり土寄せしてあげるのがポイントです。

どんどん実をつけて長く楽しめる野菜

ミニトマト

植え付けから収穫までの期間は約30日。ミニトマトは日当たりが最重要! 支柱を立ててしっかりと日が当たるように栽培してあげましょう。

ピーマン

植え付けから収穫までの期間は約30日。長期間収穫が楽しめます。摘芯してあげると収穫量がアップしますよ。苦手な子どもが多いピーマンですが、自分で育て、収穫すると、不思議と食べられるようになることがよくあります。食育にもぴったりな野菜です。

ししとう

こちらも植え付けから収穫までの期間は約30日。風通しの良い場所で育てると害虫予防にも繋がります。

3月は色んな野菜を育て始めるのにぴったりな季節!

これから家庭菜園を始めようと考えている方も、今年もたくさんの野菜を育てたいと意気込んでいる方も、一緒に家庭菜園を楽しんでいきましょう!

 

写真提供:YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」

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この記事を書いた人

黒壁勇人(農業YouTuber)

黒壁勇人(農業YouTuber)

黒壁勇人(くろかべ・はやと) 北海道出身の農家の息子。 登録者数7.13万人のYouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営。 農業声優Machico「週末ノウカー」準レギュラー、 第3期サントリー本気野菜公式アンバサダーも務める。 より多くに人に農業の魅力を知って欲しいと、YouTubeチャンネルでは、家庭菜園から野菜の植え方・育て方、そのコツまで誰でも簡単に農業を楽しめる方法を初心者にもわかりやすく紹介している。

Instagram:@kurokabe_farm

Website:https://www.youtube.com/@marutto_farm

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