田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月3日(月)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

【人口ゼロからのまちづくり】震災で消えたまちが再び輝き出す! 福島県大熊町に商業施設やホテルが誕生

執筆者:

震災後初の民間ホテルがオープン

大熊町の復興を象徴する新たな拠点「タイズヴェルデホテル」

大熊町に震災後初の民間ホテル「タイズヴェルデホテル」も1月オープン。
地域復興の象徴となるべく誕⽣し、⼤熊町の復興と未来に向けた街づくりの中核を担う。
観光客やビジネスマンはもちろん、大熊町への移住を考えている方、復興に携わる関係者、数日間、家代わりに利用する帰還予定者など、幅広い用途と客層に利用されている。

 さまざまな施設が整備され、着々と復興が進むなかで、大熊町に震災後初の民間ホテル「タイズヴェルデホテル」も1月オープン。地域復興の象徴となるべく誕⽣し、⼤熊町の復興と未来に向けた街づくりの中核を担います。観光客やビジネスマンはもちろん、大熊町への移住を考えている人、復興に携わる関係者、数日間、家代わりに利用する帰還予定者など、幅広い用途と客層に利用されています。

地域との交流を促すホテルのこだわり

 客室は、ツインルームとシングルルームの全82室。フロントやエントランスのある棟と宿泊棟は分かれており、まるでこの地で暮らしているような滞在が叶う。

 客室は、ツインルームとシングルルームの全82室。フロントやエントランスのある棟と宿泊棟は分かれていて、まるでこの地で暮らしているような滞在が叶います。

 コンパクトながらも、使い勝手の良い客室。全客室には電子レンジが備わっていて、マットレスは高品質なシーリー製で寝心地も抜群。ホテルの客室という限られた空間の中で、“必要なものはしっかり”、“あったらうれしいものもしっかり”といった、ホテルのこだわりを感じます。

 ツインルームでは、ファミリー利用を想定して、電子レンジに加えて2ドア式の冷蔵庫とIHクッキングヒーター、そして大きめな浴槽付きのバスルームがあります。

 さらにホテルのこだわりは客室だけでなく、大熊町にも向けられています。

 それは、あえて夕食付きのプランは作らず、シングルルームのみ浴槽のないシャワールームにしているところ。その理由は、徒歩圏内に飲食店や温浴施設、役場などが立地する「大熊町交流ZONE」があり、これらの施設を利用しながら、大熊町の人々と関わりを持ってほしいという思いが込められているんです。


 今後も県立病院や道の駅、そして商業施設などの建設が予定されていて、さらに利便性が高まる大熊町。震災前と姿は変わっても、過去を大事にしながら人々の縁を紡ぎ、これからも大きな進化を続けていきます。

この記事の画像一覧

  • 商業施設「クマSUNテラス」は、施設の北西から南東にかけて4mも高低差があるところ、建物を1~2店舗ごとの分棟形式にし、勾配に沿って配置したことで出入口の段差を小さくしている。また、太陽光パネルを設置し、施設内の電力を賄える設備となっている。昔の面影を残さず新しく生まれかわった分、バリアフリーやユニバーサルデザイン、そして環境に配慮するなど、時代の流れにマッチした誰にとってもやさしい施設となっている。
  • 名称は、幅広い世代に親しまれる「みんなのテラス」をイメージして、町のキャラクターの「クマ」と「太陽が照らす」という意味が掛かっている。
  • ラーメン居酒屋、中華料理、和風ダイニング、ステーキ&カフェ、カフェ&レストランと選択肢が幅広く、イートインスペース「クマSUNラウンジ」では、コンビニエンスストアで購入したものをその場で食べることも可能。
  • 節問わず青々とした人工芝の広場や、天候や気候に左右されず遊べるキッズルームもあり、年齢問わずお気に入りの場所が見つけられる施設になっている。
  • 文具、事務用品、雑貨を取り扱う「ふたば文具」。震災前は「双葉事務器」として、大野駅西口で文具店を営んでいたが、新たに名前を変え、この施設で営業を開始する。
  • 店内は什器と什器の空間を取り、広々とした中でゆっくりと商品を吟味することができる。
  • カラフルなサインペンなど一般的な文具はもちろんのこと、大学とコラボした商品や、ワークショップなどのイベントができるスペース、まるでジャングルジムのような休憩スペースなど、店内はおしゃれで個性的。文具を購入するだけでなく、「行けば何か楽しいことがありそう」というワクワクが詰まったお店となっている。
  • 鉄⾻造り3階建てのオフィスビルで、⼤熊町に新たな拠点を置きたい事業者向けの貸オフィスをはじめ、⼀般の⽅でも利⽤できる多⽬的ホール(CREVA HALL)やコワーキングスペースなどががある。
  • グランドオープン開所式のメイン会場ともなった「CREVA HALL」。ここは、式典や会合ができるスペースとなっており、約200名収容することができる。
  • 入った瞬間、目に入るのはこの壁。これには、震災前と震災後を繋ぐ深い意味が込められている。この絵柄は、この地のお祭りの様子を画いたもので、今は無き「大熊町文化センター」の緞帳の一部。
  • 「CREVA HALL」の奥には、「中間貯蔵事業情報センター」があり、除染活動の詳細、除去土壌等の再利用など、展示やバーチャルシアターなどで分かりやすく知ることができる。
  • 日本原子力研究開発機構(JAEA)が実施している「分析」をテーマに、楽しみながら学ぶことができる。この2つの施設を見学することで、大熊町の現在をきちんと理解し、正しい知識を身につけることができる。
  • ゆったりとした座り心地のよいソファーが設置してあり、大熊の町を眺めることができる癒しの空間となっている。
  • 入居者はその日の気分で作業する場所を自由に選ぶことができる。もちろん誰でも自由に出入りができるため、入居者同士や町民との交流が増えるなど、さまざまな目的で楽しむことができる。
  • 大熊町に震災後初の民間ホテル「タイズヴェルデホテル」も1月オープン。 地域復興の象徴となるべく誕⽣し、⼤熊町の復興と未来に向けた街づくりの中核を担う。 観光客やビジネスマンはもちろん、大熊町への移住を考えている方、復興に携わる関係者、数日間、家代わりに利用する帰還予定者など、幅広い用途と客層に利用されている。
  •  客室は、ツインルームとシングルルームの全82室。フロントやエントランスのある棟と宿泊棟は分かれており、まるでこの地で暮らしているような滞在が叶う。

この記事の画像一覧を見る(19枚)

123

この記事のタグ

この記事を書いた人

田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

Twitter:@inakagurashiweb

Instagram:@inakagurashinohon

Website:https://inakagurashiweb.com/

田舎暮らしの記事をシェアする

田舎暮らしの関連記事

福島県田村市では無料の就労支援を実施!職場見学の引率や面接対策などのサポートも

就職に関する相談を親身にサポート! 田村市の「お仕事に関する相談窓口」。移住者を受け入れている事業所の紹介や求人も【福島県田村市】

福島県へ移住して、就農しませんか! 「福島県出張就農相談会」を開催【福島県】

【2025年最新】クラインガルテン募集情報|長野、東京、茨城ほか編集部おすすめ施設7選

若い世代による起業で注目を集めるユニークな学校! 原発事故から立ち上がって「ゼロからのまちづくり」を進める福島県大熊町

東京との利便性も悪くない田舎の広々店舗付き物件で理想のスローライフを! 補助金も充実している福島県川俣町で自然と暮らす【新幹線駅近】

《一人暮らし・老後も安心》《シニア専用ハウスあり》高台で海山一望の大規模ニュータウン「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」【静岡県下田市】

【人口20万人以上のまち・秋田市】3年連続 住みたい田舎ベストランキング『若者世代・単身者部門』で1位|クリエイティブな取り組みで夢に挑戦したい若者を応援!

就職に関する相談を親身にサポート! 田村市の「お仕事に関する相談窓口」。移住者を受け入れている事業所の紹介や求人も【福島県田村市】