農業YouTuber黒壁の「誰でも手軽に家庭菜園」vol.21
YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営する黒壁勇人(くろかべ・はやと)さんが、誰でも気軽に家庭菜園を楽しめる方法をまるっとレクチャーする本連載。
第22回のテーマは「レタスの保存」。せっかくの新鮮なレタスも、すぐに赤く変色してガッカリ……そんな悩みを解決する、農家直伝の“変色しない保存術”を紹介します!
レタスが赤くなるのはなぜ?
レタスを包丁で切ったとき、切り口が赤く変色してしまうことってありませんか?
これはレタスに含まれるポリフェノールが酸素に触れて酸化するため。切り口から外敵が侵入するのを防ごうとする反応で、人間でいう「かさぶた」のようなものなんです。つまり体に害はないのですが、見た目が気になる人も多いですよね。
そこで今回は、赤くならないレタスの保存方法を教えちゃいます!
黒壁直伝! 変色しないレタス保存法
僕が実践しているのは「50℃洗い」を取り入れた保存方法。たった5分でできて、1週間以上シャキッと緑のまま保存できます。用意するのはレタスが浸かるサイズのボウル、キッチンペーパー、サランラップ、そしてつまようじの4つ。
STEP 1:お湯を張る
ボウルに50℃のお湯を張りましょう。
STEP 2:レタスを入れる
レタス全体がお湯に浸かるように入れましょう。この温度なら煮える心配はありません。
STEP 3:3分放置
タイマーで3分計ってそのまま放置!
STEP 4:つまようじで芯を刺す
レタスの芯につまようじを3本刺します。こうすることでつまようじ部分から水分を吸収しやすくなりみずみずしさが長持ちするようになるんです。
STEP 5:キッチンペーパーで包み、ラップする
水切りはせずにキッチンペーパーで包み、さらにラップで全体を覆います。この状態で野菜室で保存しましょう。
この方法なら、レタスは1週間以上変色せずに保存可能。水分をしっかりキープできるから、シャキシャキ感も長持ちします。
一人暮らしや少人数の家庭でも、レタスを計画的にムダなく使えるようになります。
まとめ:もうレタスをダメにしない!
Screenshot
レタスは赤く変色しても食べられるけれど、やっぱり見た目は気になりますよね。できれば緑色のまま、新鮮でシャキシャキのままのレタスが食べたい!
今回紹介した「50℃洗い+つまようじ+ペーパー&ラップ保存」を実践すれば、レタスを1週間以上おいしく保存できます。
大切に育てられた野菜をムダにしないためにも、ぜひ今日から試してみてください!
写真提供:YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」
この記事のタグ
この記事を書いた人
黒壁勇人(農業YouTuber)
黒壁勇人(くろかべ・はやと) 北海道出身の農家の息子。 登録者数7.13万人のYouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営。 農業声優Machico「週末ノウカー」準レギュラー、 第3期サントリー本気野菜公式アンバサダーも務める。 より多くに人に農業の魅力を知って欲しいと、YouTubeチャンネルでは、家庭菜園から野菜の植え方・育て方、そのコツまで誰でも簡単に農業を楽しめる方法を初心者にもわかりやすく紹介している。
Instagram:@kurokabe_farm
田舎暮らしの記事をシェアする