掲載:2020年12月号別冊付録
夫婦でバンライフを楽しむYouTuber「とおるんよしみん」さん。 断熱や内装などはできるだけDIYして、費用を約3万円に抑えたそう。そのノウハウを紹介します。
【断熱と内装】車中泊には冬の寒さよりも
夏の暑さのほうが大敵です
車を車中泊仕様にするにあたって、まず手を付けたのが断熱です。車中泊をするのにもっとも厳しい季節は、実は夏なんです。冬は豪雪地帯にでも行かない限り、たくさん着込んだり、布団をかぶったりすればなんとかしのげますが、夏は防犯のために扉や窓を閉めて寝ていると、すぐに温度が上昇してしまいます。特に直射日光が当たる場所では、サウナ状態になってしまいます。
DIYの内容は、基本的に窓と床に断熱材を入れただけ。窓のパネルは、外部からの目隠しも兼ねています。断熱材を入れるだけで、室内の温度変化は、ずいぶんと違ってきます。モバイルバッテリーなどで動かせる、小型の扇風機などを活用することもありますが、エアコンなど本格的な電化製品は使えませんので、車に手を入れられるのはここまで。あとは夏は北海道など、なるべく涼しい場所を旅することでしょうか。
【ベッドと収納】ベッドの上下に収納場所を設置。
限られたスペースを有効活用!
続いて製作したのが床下収納と一体化したベッドスペースです。ベッドは車中泊でいちばん重要なポイント。また、車中泊での生活を長期間するためには、生活用品をすべて収納するスペースが必要となります。
骨組みは安価に購入できる2 ×4(ツーバイフォー)材と2×2(ツーバイツー)材を組み合わせ、上部には強度のある厚さ9mmのOSBボードをつけました。一部はベンチになるように加工しています。
天井にも収納棚を設置。夏にドアを開けたまま寝られるように、虫をふせぐ網戸もつくりました。材料はすべてホームセンターや100円ショップなどで購入可能です。断熱や内装と合わせて、DIYの総額は約3万円に収まりました。
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文:渡瀬基樹 写真:鈴木千佳
写真提供:とおるんよしみん
【取材協力】清水国明の森と湖の楽園
山梨県南都留郡富士河口湖町小立5606
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