夏も冬も楽しめる高原リゾートの香美町村岡区にある１８０万円の物件は、２階建ての８ＤＫという広さだけでなく、キッチンスペースと階段が２カ所に設けられたユニークなつくりが特徴。単なる居住用だけでなく、アイデア次第で幅広い活用ができそうだ。
周囲には緑豊かな山並みとのどかな田園風景が広がるロケーション。
静かな住宅地の農地付き物件は8DK
「庭や畑で家庭菜園なども楽しめます」と企画課の谷尾望有希さんと、移住支援などを行うまちなか移住相談員の伊藤達巧さん。
家庭菜園を楽しみながら
高原遊びを楽しむ拠点に
日本海に面して山陰屈指の漁港を有するとともに、香美町の行政の中心でもある香住（かすみ）区から、内陸へ車で30分ほどの山間部。江戸時代に城下町として栄えた面影をとどめる村岡区は、夏のトレッキングや冬のスキーなどで人気のハチ北高原をはじめ、高原リゾートとして多くの行楽客でにぎわう。
180万円の古民家があるのは、山々が広がる村岡区の谷筋を南北に走る国道９号の傍ら。立地について企画課の谷尾望有希（たにおみゆき）さんはこう説明する。
「なだらかな山間の小さな集落です。山間部のほかの地域に比べると生活に便利な場所で、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどへ車で約５分。診療所や郵便局へも車で７分ほど。各方面へのアクセスがいいのに、周辺は美しい自然に囲まれています」
１階・２階ともに和室を４部屋ずつ配置した建物は、玄関から勝手口へと続く広い土間スペース、細工を凝らした書院窓のある和室、居室の周囲を取り巻く縁側など、伝統的な日本家屋の構造が健在。ユニークなのが、２階へアクセスする階段が２カ所に設けられ、現代的なキッチンと土間のキッチンスペースが併設されていること。間取りが広く、物置や納戸といった収納も確保されているので、例えばシェアハウスやゲストハウスなどとして活用しても面白い。
小さめながら前庭はちょっとした花壇などに使えるほか、裏の高台にある合計１１４坪の畑は、家庭菜園スペースとして使うには充分過ぎるほど。注意点として、車庫へ続く長さ50mほどの坂道は公道ではないため、自主的に除雪する必要がある。冬用に別途、駐車場を借りるのが現実的かもしれない。
周辺には遊びや憩いのスポットが多く、サクラや紅葉の名所の御殿山（ごてんやま）公園へ車で約６分、村岡温泉へ車で約７分、「たじま高原植物園」へ車で約15分。このほか、名瀑の猿尾滝（さるおだき）をはじめとする滝巡り、矢田川（やだがわ）での渓流釣り、冬のスキーやスノーボードなど、一年を通して楽しみが尽きない。
【物件データ】
兵庫県香美町
180万円
土地：60坪・199㎡
延床：53坪・177㎡
菜園：114坪
取得費補助：最大60万円
改修費補助：最大100万円
家財処分費補助：最大20万円
●8DK●宅地、畑●ひな段地●都市計画区域外●築65年●水洗●北近畿豊岡自動車道八鹿氷ノ山ICより約21km■村岡区市原の木造2階建て。西側に幅約3ｍの舗装公道。蔵（5坪）、玄米保冷庫、庭、車庫、農地付き。山陰本線香住駅へ約29.7km、八鹿駅へ約25km。バス停へ約200ｍ。保育園、幼稚園、小学校、中学校へ3km余り。土砂災害警戒区域、雪崩危険箇所。
●問い合わせ先：企画課☎0796-36-1962
ココがオススメ！
床の間や仏間を設けた上質な雰囲気の和室。1階は和室4部屋が田の字形に配されている。
縁側越しに明るい光が入る土間側の和室。レトロな建具が連なる。
懐の深い玄関の土間スペース。正面のDK手前から右奥へと続いている。
昭和の趣のキッチン。据え置き型のガスコンロと小型給湯器が付いている。
かまどが残された勝手口側の土間スペース。ステンレスのシンクが置かれ、外回りのものの洗い場としても使える。
廊下の奥に設置されたレトロなスタイルの洗面台。木枠の窓も郷愁を誘う。
施工途中のような壁のタイルと板張りの天井が印象的な浴室。今はキッチン側から出入りできるが、土間側の扉も残る。
下水道と接続して水洗化工事済み。この隣に男性用トイレも設置されている。
畑は4筆合計114坪。母屋裏の小高い場所にあり、シャッター付き車庫を併設。
物件の周辺環境
車で約5分の道の駅「村岡ファームガーデン」。地元農家の新鮮野菜や人気ブランド米、但馬牛など幅広く扱う。
山間地域の医療を支える公立村岡病院へも車で約7分。総合的に複数の診療科に対応する。
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兵庫県香美町の魅力を紹介！
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