全国に広がっている住みます芸人の笑いあふれる地域協力活動にフィーチャーした、「47都道府県エリアプロジェクト(あなたの街に“住みます”プロジェクト)」をレポート! 今回は、現在、芸人でありながら起業し、埼玉県川口市を拠点に訪問看護ステーションの経営をする、埼玉県住みます芸人のえりんぎ・おだいらつかささんに話を伺いました。
埼玉県住みます芸人
おだいらつかさ(えりんぎ)
1987年6月22日生まれ。埼玉県越谷市出身。お笑いコンビ、えりんぎのボケ担当。NSC東京校17期生。芸歴12年。同期は、空気階段、オズワルド、コットンなど。趣味は車(ラリーに出場し、優勝経験あり)。特技は書道(師範代)、おっぱい書道(おっぱいを使って手で書くのと同じぐらい上手に書ける)。セルフ亀甲縛り世界最速記録所持(自称)。持ちギャグは「ハグキッス」。
住みます芸人活動歴:2022年8月~
活動拠点:埼玉県川口市
住みます芸人の主な活動:訪問看護ステーションの設立、運営。訪問看護の啓蒙活動。地域のイベント、お祭りへの参加。
X(旧Twitter):@tsuca_sa
Instagram:@tsuca_sa
TikTok:tsuca_sa
YouTube:えりんぎおだいらつかさのYouTubeがい・ち・ば・ん!
おだいら川口訪問看護ステーション
https://odairakanngo.wixsite.com/my-site
医療という地域の課題を解決するために起業した芸人
埼玉県を拠点に、住みます芸人として活動するお笑いコンビ「えりんぎ」のおだいらつかささん。その活動のなかで、彼女は地域の課題に真剣に向き合い、訪問看護ステーションの立ち上げという大きな一歩を踏み出しました。
おだいらさんが起業した「おだいら川口訪問看護ステーション」の名刺。現在、埼玉県内の居宅介護支援事業所や病院を回って、営業活動をしているのだそう。「健康や看護に関しての相談は、無料でお受けしています。土日や祝日も追加料金なしでやっていますので、必要なことがあったらお気軽にご連絡ください」(おだいらさん)
おだいらさんが率いる「おだいら川口訪問看護ステーション」は、埼玉県において看護師不足が深刻ななかで、訪問看護の充実を目指しています。看護師の人数が他県に比べて少ない現状に立ち向かい、地域の人々に訪問看護の重要性を啓発する活動にも力を入れています。
自身の訪問看護ステーションでも「利用者さんには、やっぱり笑ってもらいたいので、つかみのギャグはいろいろ考えています」と、お笑い芸人の一面を加えつつ献身的に活動。熱心な営業活動の甲斐もあり、徐々に認知度を高めている模様です。そんな埼玉県住みます芸人の“今”に迫ります。
【埼玉県】
「埼玉県は、首都圏にある県で、名前の認知度は低くないですが、観光や特産品については知られていないことも多いです……。特に、住みやすいまちがある一方、長瀞(ながとろ)のような大自然があることなど、いろいろな魅力の詰まった県なのですが、いかんせん魅力度ランキングでは毎回下から数えた方が早い……など、魅力を伝えることが下手な県だと思っています。
会社を登記した蓮田市(はすだし)は、大宮駅より3駅。新宿より乗り換えなしで40分で行ける所にあります。アクセスはいいのですが、電車の本数が少ないので、数字ほど便利な雰囲気はなく、市内には田園風景が広がり、移動には車が必須という自然も多いのどかなまちです。『会社を作るなら、ぜひ蓮田で! サポートしますよ』という力強い言葉のもと、実際サポートしていただけたおかげで、会社の設立がスムーズに行えました(笑)。女性の市長をリーダーに、新しいことに挑戦している市です。
一方、事務所のある川口市は、私が生まれた場所であり、東京と川一つで隔たれている、埼玉の玄関口のような市です。以前は鋳物のまちとして栄えていましたが、今ではその象徴であったキューポラも消え、(個人的な感想ですが)大きな特徴のない市となってしまいました……。(これも個人的な感想ですが)治安が悪いといわれたり、住みやすいまちといわれたり、切り取り方によっていろいろな顔がある市です」(おだいらさん)
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