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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月3日(月)
890円(税込)

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15年の軌跡と“初期衝動”が生み出した最高傑作|nano.RIPE(ナノライプ)・きみコさんインタビュー

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田舎暮らしをテーマにしたアニメ『のんのんびより』、石川県の湯涌温泉を舞台にしたアニメ『花咲くいろは』をはじめ、『食戟のソーマ』『はたらく魔王さま!』などの人気作品でテーマソングを担当し、弊誌読者からも注目を浴びているnano.RIPE(ナノライプ)。来る3月12日に8枚目の最新アルバムをリリースするということで、ボーカル&ギターのきみコさんに話を伺いました。単独インタビューでお送りします。

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nano.RIPE
ナノライプ

1998年に結成。 千葉の高校で同級生だった、きみコ、ササキジュンを主体に活動。 インディーズ時代には3ヶ月で全国63本のツアーなど数多くのライブを敢行。ライブバンドとしての実力をつけつつ、 2010年9月22日メジャーデビュー。『花咲くいろは』『のんのんびより』『バクマン。』『食戟のソーマ』『はたらく魔王さま!』など、 数多くのテレビアニメ主題歌を担当。デビュー後も47都道府県を巡るワンマンライブツアーやプラネタリウム公演など、ライブを軸に活動しつつ、声優アーティストを中心に幅広く作詞、作曲などの楽曲提供も行う。2019年には『NHKみんなのうた』書き下ろし楽曲『ヨルガオ』が放送されたほか、千葉県・埼玉県の夏の高校野球中継番組のタイアップなど活動の場を広げ、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』 や 『COUNTDOWN JAPAN』 などの大型フェスにも出演。マンガ『転生して田舎でスローライフをおくりたい』(宝島社)のイメージソングも手掛けている。現在も年間30~50本ほどのライブ、新規楽曲制作など、精力的に活動中。

公式HP
http://nanoripe.com/

nano.RIPE
きみコ(写真・左)

ボーカル/ギター担当。茨城県日立市出身。血液型A型。右利き。全楽曲の作詞と多くの曲の作曲を担当。Fender Jaguar を愛用しており、自身の所有している5本全てのギターに名前をつけている。趣味は野球、釣り、バイク。 猫好きでもあり、クリームタビーのアメリカンショートヘアと暮らしている。 野球・陸上・バスケットボール・ソフトボールの経験があり、幼少期はリトルリーグ(硬式野球)に所属。

15年の軌跡と“初期衝動”が生み出した最高傑作

2年半の空白の時を経て、音の灯火を再び

――まずは、8th ALBUM「光を運ぶもの」。リリースおめでとうございます。

「ありがとうございます! やっと出せた、という気持ちです」

nano.RIPE 8th ALBUM「光を運ぶもの」

――nano.RIPEにしては、珍しく前作から2年半空きました。

「そうですね。あいだにコロナ禍があったせいか、気付いたらこんなに空いてしまっていました」

――制作に行き詰まって……ということではなかったのでしょうか。

「そういうわけではないんですよ。相変わらずスランプ知らずで楽しみながら作ってますから。単純に、あの期間にいろいろなことが止まってしまって、空白の時間があったような感じです」

 

~宇宙をテーマに~ プラネタリウムライブで披露したファン待望の楽曲も収録

――今作はどのように制作を進めていきましたか。

「新録曲が10曲ということで、短期間でギュッと作りました。と言っても、ストック曲の中から選んだ曲や、アコースティックアレンジですでにお披露目していた曲もあるので、10曲すべてがイチからの制作というわけではなかったんですけど」

――「月の出る丘」「星とぼくの座標」はプラネタリウムライブでお披露目されていましたね。

「はい。特に『月の出る丘』は何度か披露していたので、お客さんから早く音源化してくれという要望もチラホラいただいてました」

――どちらも星や月、宇宙をテーマにしたnano.RIPEらしい楽曲ですね。

「書いていて一番楽しいテーマです。『月の出る丘』は “お月見” をテーマにした小さな物語になっていて、のなかでも数少ないちゃんとしたラブソングなんですけど、アコースティックアレンジに負けないくらい、キレイなバラードに仕上がりました」

――すごくロマンチックな曲ですよね。ただ「ぼくらしく生きるとか二の次でいいや」という歌詞には少し驚きました。

「捻くれてますよね(笑)。『きみとならぼくらしくいられる』みたいな歌詞はよくあると思うんですけど。もちろんそれはそれで素敵なことなんですけど、この物語の主人公はもっと健気というか、きみの隣にいられるならなんだっていい、自分が自分らしくよりも、きみがきみらしくいられる方を願っているっていう」

nano.RIPEのきみコ

――「純愛」とでもいうのでしょうか。

「どちらかといえば『無償の愛』かな。でも、実はそんなに珍しい感情でもない気がするんですよね。恋の始まりはもちろんですけど、『推し活』とかもそれに近いような。あとは親の愛とか。意外と身近な感情のような気もします」

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この記事を書いた人

田舎暮らしの本編集部

田舎暮らしの本編集部

日本で唯一の田舎暮らし月刊誌『田舎暮らしの本』。新鮮な情報と長年培ったノウハウ、田舎で暮らす楽しさ、心豊かなスローライフに必要な価値あるものを厳選し、多角的にお届けしています!

Twitter:@inakagurashiweb

Instagram:@inakagurashinohon

Website:https://inakagurashiweb.com/

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