掲載:2022年5月号
2022年3月中旬の情報です。
掲載物件はすでに契約済みの場合があります。
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西武池袋線終点の飯能市は、都心まで特急利用で38分の立地にもかかわらず、すばらしい自然に囲まれている。なかでも名栗(なぐり)地区は、清流に沿って点在するのどかな集落で、リモートワークや二地域居住には理想的な環境だ。
週末移住の住み処は一目ぼれした川沿いの家
「借景」というのは、自然の景観などを庭の背景に配置する造園技法の1つ。飯能市上名栗(かみなぐり)地区で二地域居住を楽しむ南さん夫妻のお宅は、清流・名栗川の景観をそのまま借景にした、すばらしい眺望が自慢だ。
「とにかくロケーションが最高。名栗川の景観がとても気に入りました」
もともと秩父市に古民家を借りて仲間と集い、アウトドアを楽しんでいた南さん夫妻だが、手近な名栗で売りに出た物件に「一目ぼれ」したというわけだ。
逗子や葉山など海沿いも検討したが、やはり割高で「同じ金額なら、子どもたちが末長く遊びに来られて、人がたくさん集まれるところがいい」と現在の物件に決めた。200坪の土地と築35年の住宅で700万円。一昨年12月に契約して、昨春から業者が入ってリフォームを開始。息子さんが建築士ということもあり、できるところはDIYで仕上げている。
「自宅から車で1時間ちょっとなので、毎週末来ています。食料品は量販店で大量に買い出してくるし、最近はインターネットでも注文できるので、買い物には不自由しません。近くに昼食や夕食を気楽に食べられるところがあるのもいい。バーベキューばかりでも飽きてしまうので(笑)」
住めるようになってまだ半年ほど。やるべき作業は山ほどあるが、南さんの表情はとても生き生きとしていた。
南さんが物件を購入した春田産業の西元社長によれば、飯能市はほどよい距離で自然が満喫できることから、南さんのように二地域居住する人が増えているという。
「いわゆる『交流人口』が増えているのを感じます。飯能駅から10分程度の南高麗(みなみこま)地区を対象にした〝農のある暮らし〞(下コラム参照)が人気で、ここ5〜6年で35組くらいが移住しています」
あなたも「飯能」で「半農」ライフを楽しんでみてはいかがだろう?
飯能市オススメの売家
【物件データ】太い丸太の梁や柱が目をひく重厚な合掌造り風の3階建て
埼玉県飯能市上名栗(かみなぐり)
●価格/1580万円
●土地面積/ 396坪・1309㎡
●延床面積/ 46坪・154㎡
●間取り/6DK
●地目/宅地、原野、山林
●地勢/傾斜地
●法令制限/都市計画区域外
●築年数/30年
●トイレ/水洗
●交通/西武池袋線飯能駅からバスで53分、伊倉バス停下車徒歩2分
■特徴/名栗川上流の上名栗地区。白川郷の合掌造りを現代風にアレンジした木造3階建て。太い丸太のマツ材を使用した梁や8寸角のヒノキの通し柱など「西川材」のスギ・ヒノキをふんだんに使用したぜいたくな建築。駐車2台。「ノーラ名栗」「さわらびの湯」へ車で5分。
●取引態様/専属専任媒介
●問い合わせ/春田産業㈱ ☎︎042-974-1070 https://www.haruta.co.jp/
【飯能市の物件相場】
春田産業の西元浩文社長によれば、「飯能市全体としては中古住宅で400万〜800万円、リフォーム済みで1000万円程度が相場ですが、コロナ以降は品薄になっています。名栗地区では坪当たり5万~6万円程度、100~200坪の土地で600万から800万円程度。新築で2500万円程度です。『人気爆上がり』というわけではないですが(笑)、関心が郊外に向いていることはたしかです!」。
飯能の魅力はこれ!
【飯能市】移住支援情報
飯能で実現する“農のある暮らし”。各種補助金も利用可能!
“農のある暮らし”「飯能住まい」は、飯能市が運営する移住支援制度。飯能駅から車で5〜10分程度の距離にある広い敷地に住宅を建築することができ、都内へ通勤しながら家庭菜園を楽しんだり、自然のなかでのびのび子育てをするといったライフスタイルが実現できる。また家庭菜園、市民農園、さらには本格農業など、ライフスタイルに合わせた農業体験プログラムも準備されている。「飯能住まい」を利用して転入した場合、各種補助金を受けることができる。
問い合わせ/飯能市都市計画課移住支援室 ☎︎042-973-2268
“農のある暮らし”「飯能住まい」
https://www.city.hanno.lg.jp/nounoarukurashi
文/中山茂大 写真/阪口 克 写真提供/飯能市
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