田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら
  • 田舎暮らしの本 公式X(Twitter)はこちら

田舎暮らしの本 12月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 12月号

11月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

必ずチェック! 田舎の家探し、土地探し、農地探しのポイント

野菜を育てたい! 畑を楽しむための物件探し

■農地取得の基礎知識

 田舎暮らしの楽しみとして、畑を挙げる人は少なくない。では、畑や田は簡単に手に入るのだろうか? 答えはノー。目的が新規就農でも自給自足の農地取得でも、農地を買うにしても借りるにしても、農地法の制限があるからだ。これを俗に「3条申請」というが、地元の農業委員会に申請して許可を得なければならない。

 申請するには農地と同一か隣接の市町村に住み、営農計画書の提出が必要。すべての農地を効率的に利用する「全部効率利用」、権利取得後に農作業に従事する「常時従事」、周辺農地の農業に支障を与えない「地域との調和」を守れないと許可されないという原則もあるので、注意したい。

■農地法改正に伴う下限面積廃止について

「3条申請」には「面積要件」もあった。原則として都府県で5反歩(1500坪)・北海道のみ2町歩(6000坪)以上が必要となる要件のこと。また、空き家バンクの特例で、空き家と1アール(100㎡)か1㎡以上の農地をセットで取得できる「農地付き空き家」もあった。ところが、農地法の改正により令和5年4月からいずれの「面積要件」も廃止となった。農地取得をする人は、念のため移住先の農業委員会に確認してほしい。

■クラインガルテンなら滞在施設付き

 移住者が畑を楽しめるのは、はっきり書くと農業委員会の許可を得ずに農家から使用していない農地を借りている人が多いため。農産物販売の営利目的などのケースでなければお咎めを受けることはまずない。合法的に畑を楽しむなら、自治体や民間企業が取り組む市民農園(貸し農園)やクラインガルテンも1つの選択肢。クラインガルテンは、ラウベと呼ぶ滞在施設を併設した貸し農園で、都市住民との交流を目的に自治体などが運営している。利用料は年間20万~40万円程度だ。

 

文/山本一典 イラスト/関上絵美・晴香

12

この記事のタグ

田舎暮らしの記事をシェアする

田舎暮らしの関連記事

東京の近くで田舎暮らし体験!宿泊費0円&旅費1組1万円まで支給【千葉県市原市・山梨県富士吉田市】

補修不要の古民家が200万円! 大型アウトドアパークも、由緒ある温泉も徒歩圏【愛媛県西条市】

ほどよい利便性の380万円6DK&農地と2階建ての離れ付き250万円7DK【兵庫県上郡町】

滞在型市民農園・クラインガルテンで超快適&充実の菜園生活【長野市大岡】

クラインガルテン、編集部が選ぶオススメ施設8選!

必読! 自然災害と物件選びで知っておくべきこと

移住者数が3年で3倍に! ずっと住み続けたいまち【愛媛県今治市】本誌ランキング2年連続 全4部門1位!

【築100年古民家】絵本のような絶景に包まれた秘境の美しい伝統住宅!200万円の9LDKはほぼ改修不要!? 宿泊施設や飲食店にも活用可能!【福島県金山町】

海・山一望の大規模ニュータウン「伊豆下田オーシャンビュー蓮台寺高原」には素敵な物件がたくさん【静岡県下田市】