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田舎暮らしの本 5月号

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田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

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常陸太田市の移住支援はこんなに手厚い!【茨城県常陸太田市】

掲載:2022年7月号

住宅の取得や改修への支援のほか、市では分譲地内の市有地の無償譲渡をはじめ、就農や起業、テレワークなど移住後の仕事にかかわる支援も充実。結婚推進にも力を入れており、移住先とパートナーを同時に見つける移住婚も注目を集めている。また、おむつや体操服、保育料や給食費など子育て関連のサポートも多い。

天下野町にある竜神大吊橋。長さ375m、高さ100m。今年は3年ぶりに鯉のぼりが泳いだ。

住宅建築と住民登録を条件に、高台の分譲地を無償譲渡

 いま注目の移住支援は、「里白幡台(さとみしらはただい)団地」の無償譲渡。移住後に延床面積50㎡以上の自己の住宅を建築し、居住と住民登録が条件となる。21ページの物件から2kmほどの高台にある分譲地で、「ぬく森の湯」と運動公園に隣接。さらに、この分譲地への移住には100万円の転入促進助成金があり、ぬく森の湯の利用券も付く。

 そのほかの支援では、移住先での起業を応援する「UIJターン等新規起業支援事業費補助金」。人件費や設備費、広報費、委託費などについて補助率2分の1、起業3年目まで年度ごとに50万円を限度として補助する。

 新規就農者などには、月2万円の家賃を最大24カ月間助成する「就農者等家賃助成金」、就農のため市外から転入し、認定農業者や認定新規就農者となった人には、20万円を支給する「UIJターン就農奨励金」がある。

 市外への勤務を続けながらテレワークで移住する世帯には、20万円(子育て世帯30万円)の「テレワーク移住奨励金」がある。「わくわく茨城生活実現事業」は、東京23区在住または東京圏在住で23区に通勤する人が移住し、マッチングサイトに掲載する求人に就職した場合などに1世帯に100万円、単身者に60万円を支給。

 移住婚には、現在、女性15人、男性10人が登録中。新婚家庭家賃助成事業では、家賃のうち月1万5000円を48カ月間助成する。

無償分譲中の里美白幡台団地。1区画100坪以上ある(写真は2区画分)。

お試し居住は空き家を活用したトライアルハウスを1棟貸し。1~4週間利用可。

市内在住で出生届を出した保護者には出生祝品が贈られる。各種人気ブランド品から選択。

ラフティングなどアクティビティーを取り入れた婚活イベントは年間4~5回開かれる。

常陸太田市移住支援情報

市役所内に相談窓口を開設

 市では市役所内に、移住・定住の相談窓口「じょうづるライフ3110(さあ、移住!)」を開設。空き家情報や、移住支援情報をはじめ、子育て、教育、交通、就労など市内での暮らしを始めた後に必要な情報も提供。移住前の住まい探しから、移住後の定住支援まで、手厚いサポートを目指している。

問い合わせ先:常陸太田移住・定住相談室「じょうづるライフ3110 」(企画部少子化・人口減少対策課)☎ 0294-72-3110

http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/dir004947.html

相談窓口は市役所1階南口玄関前。市を訪れたらぜひ立ち寄って最新の情報を得たい。

「移住の夢、聞かせてください! 実現に向けてお手伝いします!」と、少子化・人口減少対策課 の小澤夏希さん(左)、澤 勉さん(右)。

 

文・写真/新田穂高 写真提供/常陸太田市

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