コーギー犬と家族の「ほのぼの北海道暮らし」が大人気のYouTubeチャンネル「コーギー犬ノエさん」。「食パンの天使」ことノエルとの愛おしい日々をおすそ分けします!『田舎暮らしの本』2022年8月号別冊付録『コーギー犬ノエルと家族の物語』の一挙公開となります。
名前:ノエル(ノエルは仏語でクリスマス。クリスマスシーズンに家族になりました)
犬種:ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(英国王室で長く愛されている犬種です)
誕生日:2010年10月3日
家族:パパ、ママ、いっくん(弟分)、モナ(後輩犬、コーギーの女の子)
出没地帯:札幌市内 チャームポイント:みんなをほっこりさせる笑顔と食パンそっくりなお尻
呼ばれ方:ノエさん、ノエちゃん、おノエさん、のんちゃん、のっちゃんe t c .…
【ママのひと目惚れ】
物心ついたころからコーギーに惹かれていたママがある日、行きつけのペットショップで小さなコーギーの男の子と出会いました。ぴんと立った大きな耳とつぶらな瞳のかわいい子犬に、ママはひと目惚れ。
実家で暮らしていたママが生後約2カ月のコーギーの子犬をお迎えしたのは、2010年12月10日。街はクリスマスのきらきらした高揚感にあふれていた季節だったから、彼にノエルという名前をプレゼントしました。
ママの実家にはその3年ほど前からコーギーとビーグルのミックス犬・ロビンが暮らしていました。小さなノエルは、先住犬のロビンとにおいを嗅ぎ合ったりオモチャを引っ張りっこしたり。大の仲よしになりました。
のちに離れて暮らすようになってからはノエルに大人の自我が芽生えたからか、心の距離も離れてしまったロビンとノエル。そんな未来を知らずに全力で追いかけっこするふたりの姿は、ママの記憶と思い出の動画に今も残っています。
【結婚式で大役を仰せつかる】
ノエルが1歳半のころ、ママの実家にパパ(となるママの恋人)が遊びに来ました。初めて会ったノエルはパパいわく、「キラキラして、背中に羽が生えてるんじゃないかと思うくらい天使だった!」。
ノエルは人が大好きで、話しかけると真っ直ぐに目を見つめてきます。褒められたりいい子いい子してもらったりすると、嬉しそうに口を開いて笑います。その表情は人間の笑顔と同じように、本当に輝いて見えるのです。あまりのかわいさにパパはノックアウト。パパとノエルの相思相愛ぶりは、出会いの瞬間から運命づけられていました。
やがてママとパパは結婚し、ノエルと一緒の生活をスタートすることになるのです。
◎ノエルのスペシャルサービス
素敵な結婚式をあれこれ考えていたママとパパ。そんな中、愛犬が式に参加して結婚指輪を運ぶ「リングドッグ」というサービスがあることを知ります。
晴れの舞台でママとパパに指輪を届ける大役を果たすべく、全身のサイズを測ってもらいかっこいいタキシードを新調したノエル。
大好きなママがウエディングドレスに包まれた結婚式の日、同じくらいおめかししたノエルがそこにいました。トレーナーさんに連れられて登場したノエルは、バージンロードをちょこちょこ走り、参列した人たちになでなでしてもらいながら行ったり来たり。いつもと違う特別な雰囲気に戸惑いながらも、何度もブルブルッと体を振って頑張ります。
犬が体についた水を振り落とすようにブルブルするとき、それは緊張をほぐしたり、自分を落ち着かせようとしているサインといわれます。ノエルはママのために一生懸命務めを果たし、みんなを笑顔にしてくれました。
そんなノエルを、ママは優しく見守ります。ママの気持ちはこうでした。「ノエルが上手にできなくてもいい。それでも楽しい思い出になるよ。ありがとうノエル!」。
かくしてノエルは天使からキューピッドに変身し、ママとパパとみんなに愛をお届けしたのでした。
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