【ノエルにとって「家族」とは】
◎パパ=遊んでくれるヒーロー
パパは家族みんなの人気者。昼間はお仕事に出ているから、パパの帰宅をノエルもモナもいっくんも楽しみに待っています。パパの帰りが遅いとき、ノエルは口を閉じたまま「うぅー」「わぅっ」「うっ」などと小さく文句を呟いて抗議します。そんなノエルを見ていたからか、後輩犬のモナも一緒になって文句を呟くようになりました。
パパのドアの鍵を開ける音が聞こえると、興奮して吠えたりグルグル回り出したりします(喜びの表現はなぜかいつも右回転)。登場したパパにノエルもいっくんも我先にと飛びつきます。いっくんにパパを取られたとしても、ノエルは諦めません。オモチャを持ってきて根気強く「遊ぼう」と誘い続けます。
ノエルはパパを味見するのも大好き。何かの拍子に愛情が爆発したときや、寝ているパパを起こしたいとき、顔や首をペロペロして止まらなくなります。パパはたくましくていっぱい遊んでくれるノエルのヒーローなのです。
▶パパへの愛が止まらないコーギーを好きにさせてみたら大変なことになりました…!
◎ママ=安心と癒やしの存在
家族の中で最も長い時間を一緒に過ごしてきたママ。ノエルはきっと人間の子どもと同じように、ママを必要としています。ママはノエルの小さな変化にちゃんと気づいてくれます。ノエルがママをよぉく見ているように、ママもノエルを気にかけているからです。
ママもパパもいっくんもオモチャを投げっこして遊んでくれますが、遊んでほしい気持ちを一番敏感に察してくれるのがママです。寂しいとき、怖いとき、訴えたいことがあるとき……。ママはいつもノエルの気持ちをわかってくれています。でも爪切りのときだけは、ママが厳しい存在に。ノエルが苦手なことだとわかっていても、やめてはくれません。爪切りを持つママは怖すぎて直視できません。
◎いっくん=仲よしの弟分
長男のいっくんが生まれたのはノエルが4歳のとき。ママのお腹の中にいるころから寄り添っていた赤ちゃんが家にやってくると、ノエルはまるで守るようにぴったり一緒にいました。ベビーカーの横をお散歩し、いっくんがよちよち歩きを始めるとペースを合わせて歩き、肉球や顔を触られても怒らずに優しく対応してくれました。
いっくんが成長してくると、ふたりはお互いに最高の遊び相手に。オモチャを投げ合ったり、パパを取り合ったり、抱きついたまま眠ったりと、兄弟のように育っています。
ただし、いっくんが出す指示をノエルはあまり聞きません。いっくんが大きくなってきても、ノエルがいっくんを「上の存在」に見ることは決してないようです(どちらかといえば下に見ているふしがあります)。
◎モナ=ライバルだけど気になる存在
2年前、新しい家族がやってきました。コーギーの女の子・モナです。ノエルとモナは、じつのところ微妙な関係。最初は少しずつ仲よくなれそうな雰囲気でしたが、ノエルの気持ちは思っていたよりも複雑なようです。人や小動物に優しいノエル。他の犬と仲よくするほうではありませんが、自分から吠えたりケンカしたりすることもありません。
ところがモナに対しては、どうもヤキモチを焼いてしまうのです。ママやパパとモナが遊んでいるときや、モナが食べ物をもらっているとき、ノエルは感情を表に出して怒ってしまいます。だけど、モナのお尻のにおいを嗅ぐのは好き。ノエルの気持ちは複雑なのでした。
ふたりは今、別々の階で寝たり順番に散歩したり、できるだけ穏やかに過ごしています。ママとパパは無理に仲よくさせようとはしませんが、時間をかけて、できればいつか打ち解けてくれたらいいなと願っています。
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