【美しい食パンづくりを目指して】
ふわモコのコーギーのお尻が食パンにそっくり!という話はコーギーファンの間ではよく知られています。お尻の形や毛色によって食パン度はさまざまですが、ママがノエルのお尻にかなりのポテンシャルがあると気づいたのは2年ほど前のこと。以来、ママはパン職人としての腕を磨いています。
◎食パンへの道は一日にして成らず
コーギーのお尻には大抵しっぽがありません。その昔、牧畜を追うときにしっぽを踏まれないようにするためなど理由はさまざまあるようですが、原産地のイギリスでは生まれて間もなくしっぽを切っておくのが習わしでした。その名残で、今もしっぽのない(もしくはとても短い)コーギーが多いのです。ノエルもほとんどしっぽがありません。ぷっくりかわいいお尻の毛は放っておくと伸びてきますから、ちょっと不揃いに伸びてきたころに、ママの食パンづくり(トリミング)が始まります。
ママがお願いすれば、ノエルは台の上でお利口さんにジッとしていることができます。ハサミを使って少しずつカットしていくと、ノエルのお尻には白い毛がハート型に現れます。その周囲はグラデーションしながら赤毛になっていき、まさにこんがりと焼けた食パンのよう。その見え方はカットの出来栄えによって変化します。ママはふんわりと丸みのある食パンづくりを目指して、日々精進中。
◎ノエルの分身づくり
コーギーは抜け毛が多い犬種なので、ブラッシングも欠かせません。ノエルはゴシゴシされるのが苦手。でも頑張ったご褒美に、ノエルの分身が出現することがあります。
じつはママ、羊毛フェルトでコーギーを作るのが得意なのです。ノエルの白い毛とフェルトの茶色を使ってひたすら針を刺していくと、だんだん小さいノエルが生まれてきます。完成した分身をもらったノエルは、そっとくわえてそろ~りそろ~り歩きます。持っていってもいいのかわからないものを手に入れたとき、ノエルは泥棒のように抜き足差し足でゆっくり歩くのです。全部見えてるんだけどね。
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