掲載:2022年9月号
2022年7月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
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川本町(かわもとまち)のなかでも田舎らしいのどかな風景に恵まれ、近年は子育て世帯を中心とした移住者が増えている三原(みはら)地区。まちのシンボルである円山(まるやま)を正面に望む物件は、畑付きでトイレ・浴室を改修済み。5DKで160万円とお手ごろ感もあり、契約は早い者勝ちだ。
子育て世帯に人気の三原地区に立つ5DK
ほとんど補修なしでOK! 農業にも挑戦できる
川本町西部の三原地区は、特に米とエゴマの栽培が盛んな古くからの農村地域。特区として製造しているドブロクを農家民泊で提供するなど、特徴ある活動も行われている。
「山手にある『ザ・田舎』というべき地区です。日本の原風景が残る環境にひかれ、子育て世帯を中心に移住者が増えています。なかでもここ田窪(たくぼ)は、自治会で営農組合をつくって集落営農に取り組み、冬にはみんなで味噌づくりをするなど、地域交流が活発な地域です」
そう話すのは「かわもと暮らし」の浪崎健一さん。物件があるのは、県道から細い通りを500mほど分け入った山辺。木々の緑が取り巻くとともに、南側一面に遊休農地が広がり、その向こうになだらかな山容の円山を望む。近くに事業用ソーラーパネルがあることを許容できれば、自然の潤いに満ちた立地として申し分ない。
間取りは、西側に4室の和室が田の字形に並び、東側に水回りと小さな洋室がある5DK。床に少したわみはあるが、構造や設備の不具合は見当たらない。
「トイレや浴室、洗面台は、現代的に改修済み。160万円はかなり割安だと思います。すでに複数のお問い合わせをいただいており、近いうちに売約済みになる可能性があることはご了承ください」
と、浪崎さん。畑が付いていることに加えて、売主所有の田を借りることもできるので、農業に挑戦したいという人にはありがたい。周囲には両隣に少し離れて2世帯が住んでいるのみ。基本的に住人以外の車が通ることはなく、小さな子どもがいる家庭には安心だ。また、近くには温泉や丸山城跡などがあり、アクティブなセカンドライフの拠点としてもふさわしい。
【物件データ】
島根県川本町
160万円
土地:184坪・610㎡
延床:32坪・108㎡
菜園:183坪
取得費補助:最大100万円
改修費補助:最大250万円
●5DK●宅地、畑、雑種地、山林●平坦地●都市計画区域外●築49年●水洗●浜田自動車道瑞穂ICより約31km●川本町田窪の木造瓦葺き平屋。1965年築の納屋あり。南側に幅約2mの舗装公道。駐車スペース4台分。道の駅や加藤病院へ車で15分ほど。三原郵便局や三原保育所へ約1km、川本小学校へ約14km、川本中学校へ約12km、川本町役場へ約15km。
●問い合わせ先:かわもと暮らし ☎0855-74-2110
周辺環境
川本町の魅力紹介
大自然と生活利便施設が近接
「清流で川遊びをしたり、田植えを手伝ったり、自然環境を思いきり楽しめるまちです。一方でコンパクトタウンと称され、公共施設、病院、金融機関などが集約されて利便性も抜群です」と、浪崎さん。特産品は健康食品として注目されるエゴマで、多種多様な関連商品が揃う。
川本町での物件探しのアドバイス
空き家バンク全体として200万~300万円の価格帯が多く、約3割を占める平屋も同様。特に三原地区に多い傾向がある。ただし、すぐに売れてしまうので、まめな情報のチェックが必須。
川本町移住支援情報
オーダーメイドの移住体験
川本町への移住を検討している人向けに、日帰り~2泊3日で利用できるオーダーメイド型の「川本町移住体験プログラム」を用意。事前の相談内容を踏まえて、空き家の内覧はもちろん、生活環境の視察や職場体験など個別のプログラムを作成する。参加費(宿泊費、町内交通費)は無料で、現地までの交通費、食事代、保険料(250円)などは各自負担。
問い合わせ先:かわもと暮らし ☎0855-74-2110 https://www.kawamotogurashi.jp/
文・写真/笹木博幸
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