田舎暮らしの本 編集部
掲載:2022年9月号
公共交通機関のネットワークが万全ではない田舎では、マイカーの所有は必須。そこで「田舎暮らしに便利な車大賞2022」では、田舎暮らしだからこそ便利で使いたくなる車をプロの目線でピックアップしました。
未舗装も少なくない林道や農道事情。悪路に出くわすことがしばしばある環境だからこそ、4WD(四輪駆動、AWD)車が大活躍します。近年は乗用車ベースのSUVも多く、降雪・凍結が起こる地域以外でも、安心感のある走りを求める人が増えてきました。
悪路でワンランク上の安心感が手に入る!
雪道や舗装されていない環境で活躍するのが4WD(四輪駆動、AWD)車だ。タイヤの空転やスタックを防ぎ、安全で安定した走行を実現しやすい構造となっている。近年ではトラクションコントロールなどの電子制御が発達し、FFなどの二輪駆動車でも安全性は向上しているが、4WDの優位性は変わらない。
車高の高いSUVは悪路走破性で優位であるため、4WDとは親和性の高いカテゴリーだが、近年のSUVの中には舗装路の快適性を重視した、乗用車ベースのモデルが増えている。だがここで紹介する車種は、いずれも未舗装路の走破力を充分に備える存在だ。雪道や悪路でワンランク上の安心感がほしい人にオススメしたい。
特別大賞
■■評価のポイント■■
「バツグンの悪路走破性で車好きの心をわしづかみ!」(中本さん)
スズキ・ジムニー
伝統の軽オフロード4WD車。剛性と耐久性のため、梯子形のラダーフレームやリジッドアクスルを採用し、トップクラスの悪路走破性を備えている。3ドアのみの設定だが、排気量とトレッドを拡大した普通車の「ジムニーシエラ」もラインアップ。
●車両本体価格:155万5400円〜190万3000円●全長3395×全幅1475×全高1725㎜●エンジン:直列3気筒ターボ●排気量:658cc●駆動方式:4WD●燃費(WLTCモード):14.3〜16.6km/L
詳細はこちら!→■スズキ・ジムニー
大賞
■■評価のポイント■■
「乗り心地が良好で長距離でも疲れにくいです」(伊達さん)
スバル・フォレスター
ミドルクラスのSUV。オフロードに特化した「ガチの4WD」ではないが、電子制御システム「X- MODE」が雪道や悪路の走破性を支える。ハイブリッドシステム「e- BOXER」搭載モデルが標準的な仕様で、評価の高い安全装備「アイサイト」も全車に標準装備。
●車両本体価格:293万7000円〜330万円●全長4640×全幅1815×全高1715〜1730㎜●エンジン:水平対向4気筒+ハイブリッドシステム/水平対向4気筒ターボ●排気量:1795〜1995cc●駆動方式:4WD●燃費(WLTCモード):13.6〜14.0km/L
詳細はこちら!→■スバル・フォレスター
大賞
■■評価のポイント■■
「走破性は圧倒的で膝までの泥でも難なく走ります」(ウナ丼さん)
ジープ・グラディエーター
ダブルキャブと広大な荷台を備える、アメリカンサイズのピックアップトラック。ジープ最強の悪路走破性を誇る「ラングラー」がベースで、抜群の機動力を誇る。ミッションは8速ATのみ。巨大サイズなので、駐車スペースには注意が必要だ。
●車両本体価格:840万円●全長5600×全幅1930×全高1850㎜●エンジン:V型6気筒●排気量:3604cc●駆動方式:4WD●燃費(WLTCモード):不明
詳細はこちら!→■ジープ・グラディエーター
以上、『田舎暮らしの本』の「田舎暮らしに便利な車大賞2022」の4WD車部門で受賞した名車をご紹介しました。
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