「クサビ」を使うと薪割りが簡単!?
斧は、振りかぶって、遠心力を使って薪を割る。より大きな薪を割ろうとすると①斧(先端の金属部分)を重たくする、②柄(持ち手)を長くする。これにより、遠心力のスピードとパワーを上げて割る。
しかし、全身を使う作業なので労力が大きく、とても疲れてしまう。
一方、薪割りクサビの使用方法は、先端を薪にはわせ、上からハンマーで叩く。
「従来の薪割りクサビは1本で1kg~2kgもありました。クサビが大きくて、重たいと、クサビの重さ以上のハンマーを使用しないとクサビに力が伝わらず、薪を割ることが難しかったのです。
しかし、最新のクサビが登場してから、環境が一変しました。GARELLA 'EKAHI WORKSの薪割りクサビがすごいところは、わずか500gにも満たないところなんです」
薪割りクサビでサクサクと薪が割れるというのである。先述した通り、薪割りクサビが重いとハンマーも重くしないといけない。反対に、薪割りクサビが軽くなると、ハンマーが軽くても薪を簡単に割ることができるというのである。薪割り経験者なら、このメリットの大きさがおわかりいただけるだろう。
また、薪割りクサビは斧に比べ、安全性も高いと、はまちゃんさんは続ける。
「斧は振りかぶって、薪に向かって振り下ろします。もし、斧(先端の金属部分)が薪に当たらず、薪割り台も通過してしまうと自分の足にまっしぐらとなり大事故になりかねないのです。
一方、薪割りクサビは、薪に先端をはわせ、止まっている薪割りクサビの頭(ターゲット)に向かってハンマーを打ち込むので、打ち外しがとても少ない。たとえ、打ち外したとしても、鋭利なものが薪割りクサビの頭(上部)にはないので、大惨事にはなりにくいのです」
そんな簡単で安全な薪割りクサビなら、「ハンマーを持って振ることができれば、5歳くらいの子どもの力でも薪割りができる」のだとか。「少し大きめの石で上から薪割りクサビを叩くだけで、薪が割れますよ」。
いかに薪割りクサビに力を加えられるかが重要なポイントなのだ。
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