群馬県の南東部に位置し、古くから織物のまちとして発展してきた桐生市(きりゅうし)。奈良時代には絹織物を朝廷に献上しており、のちに日本を代表する織物産地となったことから「織都(しょくと)」の別名で呼ばれるほど、その文化は深く根付いている。市内に多くのノコギリ屋根工場が残り、桐生織物記念館などの日本遺産の構成文化財があり、歴史と文化を伝えている。
掲載:2023年1月号
2023年1月の情報です。
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群馬県桐生市は関東平野の北、群馬県南東部に位置し、東京から車でも電車でも約2時間の距離にある。便利な地方都市のすぐ近くで、美しい山々と清流に恵まれた田舎暮らしを実現できる場所だ。
通称「わ鐵(てつ)」と呼ばれるわたらせ渓谷鐵道は、桐生市と栃木県日光市を結ぶローカル線。渡良瀬川(わたらせがわ)に沿って山あいを走るトロッコわたらせ渓谷号は、吹き込む風を全身で受けながら、自然の織りなす美しい景色を楽しむことができる。
バス停が目の前、県道沿いに立つ家
山や川といった自然に囲まれていながら、駅へ車で10分ほど、コンビニまで徒歩約5分、バス停も目の前にあるなど、利便性がよい5DKの物件。
築54年が経過しており、日焼けなどの経年劣化による、畳、床、壁などの補修が必要だ。
敷地内に大きな倉庫があり、物置やガレージとしても利用できる。土地の形状に合わせ間口が広く奥行きのあるつくりで、ハシゴも収納できる。
県道(写真右側)と市道(写真左側)に挟まれた三角地にある。南向きに建っているので、日当たりは良好。
【物件データ】
群馬県桐生市
190万円
土地:77坪・256㎡
延床:31坪・104㎡
●5DK●宅地●平坦地●市街化区域●築54年●水洗トイレ●両毛線桐生駅より約3.9km●こども園へ約280m、小学校へ約2.4㎞、中学校へ約3.7㎞と子育て世帯にも最適な立地だ。1973年に増築。駐車場は屋外に1台分。倉庫あり。宅地造成規制区域内、土砂災害警戒区域内(イエローゾーン・土石流)
【補助・助成・支援金制度など】
・桐生市内に住宅を取得して定住する人に最大200万円を補助、空き家を住居としてリフォーム工事をする人に最大100万円を補助。
・東京圏から移住し、群馬県などの就職マッチングサイトに掲載されている企業に就職した場合や転職せず移住前の仕事をテレワークで継続する場合などに、最大100万円+子ども加算を支援金として補助。
※5年以上の定住などの条件がある
・IJUターン希望者が桐生暮らしを体験するため市内の宿泊施設に滞在して「お試し暮らし」をする場合、1泊2000円(最大2泊・2名まで)を助成。移住相談や物件探しの際に利用できる。
・インキュベーションオフィスや空き店舗改修の助成制度もあり、起業・創業への相談体制も充実している。
【問い合わせ先】
桐生市 都市整備部 定住促進室 ☎0277-46-1111
1階の8帖の洋室。その奥には6帖の和室がある。写真左側には広縁も。
南向きで明るい光が差し込む6帖ほどの広縁からは、庭の木々を眺めることができる。広縁は増築されたので写真左の部屋との境はサッシとなっている。趣味のスペースや洗濯物を干すなど、いろいろな使い方ができる。
2階には6帖の和室が2間あり、雨戸を開けるとベランダへとつながっている。
ダイニングキッチンは7.5帖の広さ。ガスコンロがないので、購入が必要。プロパンガスを使用する。
【群馬県 桐生市の魅力】
子育てがのびのびできる環境
首都圏から約2時間の距離にある桐生市。山や川を身近に感じられるが、降雪量は東京と同じくらいなので、雪かきの心配は少ない。雨天でも子どもと一緒に遊べるキノピーランドがあるほか、未来創生塾やサイエンスドクターなど、産学官民の連携での教育にも力を入れる。
【動物園(上写真)と遊園地(下写真)】
「未来へはばたけ山田製作所 桐生が岡動物園」と「アースケア桐生が岡遊園地」は入園料無料。
動物園では100種類以上の動物を見ることができる。2022年3月から公開となった3頭のレッサーパンダが大人気で、頭上をレッサーパンダが歩く施設になっている。
遊園地の乗り物料金は1人1回大人200円(子ども100円)。市内が一望できる高台の観覧車や、1回50円のバッテリーカーなど、大人は懐かしく子どもは夢中になれるレトロな雰囲気の遊園地だ。
【カリビアンビーチ】
関東最大級の全天候型室内プールで、ダイナミックなカリブの海をイメージした常夏の楽園。波のプールや流れるプールのほか、ウォータースライダーやロデオマウンテンなどのアトラクションも人気で、レストランもある。
【利平茶屋(りへいぢゃや)キャンプ場】
標高1000mの赤城山(あかぎやま)の登山口にある利平茶屋森林公園。木立に囲まれた園内には清流・鳥居川(とりいがわ)が流れる。自然を満喫しながら東屋でバーベキューも楽しめる。
【花見が原キャンプ場】
赤城山の東腹、標高1200mにある花見ヶ原森林公園内にあり、バンガロー、テントサイトのある大自然を満喫できるキャンプ場。
【ひもかわ】
郷土料理のうどん。ひもかわの起源については諸説あるが、忙しい女性が少しでも手間を減らすために幅広に切るようになり、この形状になったといわれている。もともとは冬に煮込んで食べるものだが、最近では一年を通して食べられる店も増え、調理法も「かけ」「もり」が主流となっている。幅2~3㎝のものから、10㎝を超えるものなど、厚みや幅は店ごとに異なり、食べ比べするのもおすすめだ。
【ソースかつ丼】
ひもかわと並ぶ桐生のご当地グルメ。ソースかつ丼は、とにかくシンプルが身上で、ごはんと甘辛いソースに浸したトンカツだけの潔さが何にも勝る魅力。
【花パン】
桐生天満宮の神紋である「梅」をかたどったスイーツで、その歴史は100年以上。今では市内のたくさんの店で売られている。天神様に由来するお菓子なので受験生へ、また、桐生を代表するスイーツとしてお土産にもピッタリ。
【ブドウ】
ブドウ栽培には50年以上の歴史があり、8月上旬から10月下旬ごろまで多くの品種が楽しめる。ほかにナス、キュウリなども桐生市の特産品として挙げられる。
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