北海道の中央部に位置する沼田町(ぬまたちょう)は、札幌に日帰り圏内で、旭川まで車で40分程度と交通アクセスが便利。本誌の「2023年版 第11回 住みたい田舎ベストランキング」で人口1万人未満の全4部門で1位に輝き、幅広い層の移住者を惹きつけている。「子育て満足度日本一」をコンセプトにした手厚い支援も好評だ。JRの駅を中心とした半径約500mの範囲内に生活インフラが集まる、コンパクトなまちづくりも進んでいる。
沼田町は、さまざまな年代の化石が発見されている“化石のまち”。「沼田町化石体験館」には、町で発見されたヌマタカイギュウ、ヌマタナガスクジラ、ヌマタネズミイルカなどの骨格標本が展示されている。なかには、世界中でここでしか見られない新種の化石もある。館内では、化石発掘体験や石こうレプリカづくり、大好評のミニ発掘なども体験可能。5月から11月ごろまで開館していて、子ども連れに人気のスポットだ。
のどかな田園風景だが、スーパーや学校、駅が近く便利
北海道らしい一面に田んぼが広がる風景のなか、国道275号線沿いに立つ物件。6LDKの家は、大規模な修繕をしなくても住むことが可能。一部壁紙のはがれなどはあるが、自分で修復できる程度だ。
また、備え付けのボイラーが古いタイプのため、使用できるかが不明。風呂にシャワーがついていないので設置は必要となる。屋内に荷物が少しあるが、現状引き渡し。
広い車庫付きで、冬の積雪時も安心だ。周りは、ほかの人が所有する田んぼとなるため、作業時期はトラクターが敷地内を出入りするので注意が必要。
のどかな田園風景のなかに立つ物件だが、中型スーパーや診療所、小・中学校、留萌本線石狩沼田駅などへ車で7~8分、沼田ICまで車で約4分と生活に便利。また、ゴルフ場、スキー場、温泉施設なども近くにある。
【物件データ】
北海道沼田町
75万円
土地:不明
延床:不明
取得費補助:最大50万円
改修費補助:最大100万円
●6LDK●宅地●平坦地●不明●築55年●水洗トイレ●深川留萌自動車道沼田ICより車で約4分●国道275号沿いに立地。周りは農地だが、中型スーパーや診療所、小・中学校、留萌本線石狩沼田駅などへ車で7〜8分と生活しやすい。広い車庫付き。車でスキー場へ約13分、温泉施設へ約10分と、レジャーも楽しめる。
●問い合わせ先:沼田町移住定住応援室 ☎0164-35-2115
1階の和室。床の間や床柱が設えられている。
1階の和室と続き間のリビング。リビングの奥がキッチンとなる。
1階のリビングと和室。リビングは板張りで、窓際に収納も備え付けられている。
2階の部屋。一部、天井が低くなっているところがある。
2階の和室。押し入れが多くあり、収納は充分。
2階の廊下。写真の右側は押し入れスペースとなっている。
玄関が2カ所あり、写真は国道側の裏玄関。入ってすぐ右のドアがキッチンに続き、左は浴室になる。
広いキッチンには、備え付けの食器棚やシステムキッチンがあり、そのまま使えるが、ガスコンロは新調が必要だ。
浴室は、シャワーがなく、取り付けが必要となる。そのままでも使えるが、浴槽も小さい。
トイレは水洗で、温水洗浄便座付き。
広い車庫付きで、雪でも車の雪下ろしをしないで済む。
【北海道沼田町の魅力】
ヤマメやイワナが生息する美しい清流が流れる「ほたるの里」
沼田町は、「ほたるの里」として知られ、その鑑賞のピークは7月中旬。幻想的に飛び交う姿を、温泉施設「ほろしん温泉ほたる館」の露天風呂から眺めることができる。町内には、大小さまざまな美しい清流が流れ、ヤマメやイワナが生息している。夏には「あんどん祭り」や「ほたる鑑賞」で賑わい、秋には黄金色の壮大な田園風景をいたるところで見ることができる。そんなのどかな町で送る暮らしは、きっと“田舎暮らし”の理想そのもの。
【ほろしん温泉ほたる館】
日帰り入浴もできる温泉施設。入館料は500円。キャンプ場も併設しており、ほたるが見られる7月上旬~8月上旬にかけて、美しく幻想的なほたるの乱舞を観賞することができる。多い年には2000匹を超えるほたるが飛び交い、北海道でゲンジボタルが飛ぶのはここだけだ。町内農家の野菜や加工場のいちごなどの直売でも賑わっている。
【ほたる鑑賞ドーム】
「ほろしん温泉ほたる館」からほど近いところにある「ほたる鑑賞ドーム」では、幻想的なほたるが飛ぶ光景が鑑賞でき、つかの間の非日常が味わえる。
【雪中米】
雪中米は籾のまま、冬の間たくさん降る雪の冷気を活用して貯蔵することで、品質の劣化を防いでいつでも新米の味と香りを楽しむことができる雪国ならではの特別なお米。ふるさと納税でも人気がある。
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